「絶対零度」シリーズの原点ともいえるシーズン1。未解決事件を専門に追う特命捜査対策室に配属された桜木泉(上戸彩)が、事件の真相と遺族の想いに真っ直ぐ向き合う姿は、多くの視聴者の胸を打ちました。そして今、2025年の新シーズンで“桜木泉の名前が再び登場する”ことから、シリーズ全体を復習したいファンが急増しています。本記事では、シーズン1全11話のあらすじをネタバレ込みで完全解説。さらに、登場人物、シリーズを貫く伏線、シーズン5へのつながりまで網羅し、これから絶対零度をより深く楽しむための最強のガイドとしてまとめました。
絶対零度シーズン1とは?
絶対零度シーズン1は、2010年にフジテレビで放送された“未解決事件”をテーマにした刑事ドラマシリーズの始まりとなる作品です。10年以上続く人気シリーズの原点であり、後のシーズン2・シーズン3・シーズン4、そして最新作で注目されているシーズン5へと続く「物語の起点」がすべてここに詰まっています。物語の中心となるのは、未解決事件を追う警視庁の新設部署「特命捜査対策室」。ここで若手刑事・桜木泉(上戸彩)が、事件の真相を追う中で刑事として成長していく姿が描かれます。
このシーズン1は、ただの刑事ドラマではありません。過去の闇と向き合いながら“未解決事件の被害者遺族の想いを救う”というヒューマンドラマ要素が非常に強く、1話完結でありながらもシリーズ全体としてのストーリーの流れが明確に存在する構造が、ファンの心を掴んだ理由のひとつです。
2010年放送の未解決事件を扱う刑事ドラマ
絶対零度シーズン1は「過去の未解決事件に挑む」というテーマを中心に描かれています。特命捜査対策室のメンバーは、何年も前に捜査が行き詰まり、真相にたどり着けなかった事件に再度挑戦します。取調べだけではなく、最新技術を活用した捜査、過去に証言を避けていた人物の新情報、当時は発見できなかった証拠などを手掛かりにして、事件の真相へと迫っていきます。
実在する警視庁「特命捜査対策室」が舞台
この作品の舞台となる「特命捜査対策室」は、実際に警視庁に存在する組織をモデルに作られています。モデルとなったのは、未解決事件を専門に担当する特殊捜査チームで、時効制度の問題や過去の捜査資料の整理を行い、改めて事件を検証する部署です。そのリアルな設定が作品全体に説得力を生み出し、ドラマで描かれる緊張感や捜査手法に厚みを持たせています。
桜木泉が所属する“4係”は、個性豊かなメンバーが集まる少人数チームであり、キャラクター同士の掛け合いや、互いに支え合いながら捜査を進める姿は、視聴者に強い親近感を与えます。
平均視聴率14.4%の人気シリーズ第1作
絶対零度シーズン1は平均視聴率14.4%を記録し、当時の刑事ドラマとしては非常に高い人気を誇りました。1話完結型の見やすさと、未解決事件という重厚なテーマの両立が成功し、幅広い年代から支持を獲得しました。
絶対零度シーズン1全話あらすじネタバレ

絶対零度シーズン1は、未解決事件に挑む「特命捜査対策室」を舞台に、1話完結ながらもシリーズ全体に連なる伏線が張り巡らされている構造が最大の魅力です。各話で描かれる事件は、10年以上前の未解決事件ばかり。過去の証言、わずかな証拠、そして新たな事実によって“時を越えて真相が繋がる”瞬間が、シリーズの醍醐味となっています。若手刑事・桜木泉(上戸彩)が刑事として成長していく姿も見どころで、彼女の行動や思考は、のちのシーズン2・シーズン3、さらにはシーズン5にまで影響を与える重要な流れを生み出します。
ここでは、シーズン1の全11話をわかりやすくまとめ、各話がシリーズ全体とどのように繋がっているのかも交えて解説します。
第1話
第1話では特命捜査対策室4係が初めて本格的に始動し、桜木泉がチームに加わるまでの経緯が描かれます。物語の軸となるのは、8年前に発生した女性失踪事件。新たな証拠から「被害者はまだ生きている可能性」が浮上し、泉は情熱を持って事件の真相に迫っていきます。
第2話
8年前の銀行強盗事件を再捜査する回。被害者遺族の証言の矛盾から、事件の裏で隠された共犯者の存在が明らかになります。チームの連携がスムーズになり始め、泉が4係の一員として少しずつ受け入れられていく様子が印象的です。
第3話
幼児誘拐事件の真相を追うエピソード。時効直前となる事件で、当時容疑者とされた男の再調査により“冤罪の可能性”が浮かび上がり、泉は「真犯人を見逃したまま時効になる」危機感を抱き、奔走します。
第4話
暴行致死事件を扱う回。チーム内では情報共有のズレや意見の不一致が起き、捜査が停滞する局面も。しかし、新たに発見された映像をきっかけに被害者と加害者の関係性が逆転する意外な真相が明らかになります。
第5話
政治家絡みの事件を再捜査する緊迫した回。上層部からの圧力がかかる中、泉は“捜査妨害にも屈しない”姿勢を見せ、視聴者の共感を生むエピソードとなりました。
第6話
医療ミスとして処理された事件を再検証する回。過去のカルテ改ざんの可能性から、病院内部の隠蔽構造が明らかになります。泉は「被害者家族が抱え続けた痛み」を理解し、刑事としての視野を広げていきます。
第7話
ストーカー殺人の未解決事件を扱う心理戦の回。加害者と被害者の関係性が複雑で、捜査は難航。泉は被害者の遺した“あるメモ”から真犯人にたどり着き、捜査チームの中心的存在へと成長していきます。
第8話
少年犯罪が絡む事件を再調査するストーリー。過去に少年法が絡んで捜査が困難だったケースが、時を経て新事実が発覚。4係は「少年だった加害者の現在の生活」と向き合う必要に迫られます。
第9話
元刑事が深く関わった事件を再捜査する回。警察内部の腐敗や捜査不正の疑いが浮上し、4係は内部と外部の板挟みに遭います。泉は「警察組織と正義の在り方」に強い疑問を抱き始めます。
第10話
女性失踪事件の続編とも言える回で、被害者の家族が隠していた重大な秘密が明らかに。泉は“真実と遺族の感情の狭間”で葛藤し、刑事としての覚悟が試されます。
第11話(最終回)
最終回では、桜木泉が刑事として大きく覚醒し、並外れた洞察力と執念で真犯人にたどり着きます。物語は一応の区切りを迎えるものの、最後に“泉の行動が上層部の目に留まる”という描写があり、これがシーズン2での潜入捜査官への布石となります。
絶対零度シーズン1の登場人物とキャスト

絶対零度シーズン1は、未解決事件に挑む“特命捜査対策室4係”のメンバーに焦点を当てた群像劇でもあります。それぞれのキャラクターが抱える信念、過去、捜査への向き合い方が丁寧に描かれており、後のシリーズへ続く伏線にもなっています。特に主人公・桜木泉はシーズン1での“成長物語”が、のちに潜入捜査官として活躍する基盤となり、シリーズ全体の核心に触れる重要キャラとして確立されていきます。
ここでは、シーズン1での主要キャラクターを中心に、その人物像・魅力・シリーズを通しての役割を解説します。
主人公・桜木泉(演:上戸彩)の人物像と成長物語
桜木泉は、未解決事件に対して並々ならぬ情熱を持つ若手刑事です。被害者遺族に深く寄り添い、事件の背景にある“誰かの人生”まで見据える優しさが最大の特徴です。その一方で、不正や妥協には一切屈しない強さも持ち合わせ、時には上司や先輩刑事に食ってかかるほどの正義感を見せます。
シーズン1を通して、泉は次第に“捜査チームの中心的存在”へと成長していきます。
北大路欣也・宮迫博之ら個性派4係メンバー
特命捜査対策室4係は、経験豊富なベテランから行動派の若手まで、実力者ぞろいの少数精鋭チームです。個々のキャラクターが強く、掛け合いや信頼関係がドラマの魅力を大きく引き上げています。
- 長嶋秀夫(演:北大路欣也):4係のリーダー。冷静沈着でありながら情に厚く、メンバーを守る強い意志を持つ。泉の捜査姿勢を高く評価している。
- 塚本圭吾(演:宮迫博之):冷静な分析官タイプで、的確な推理が光る。シーズン2以降にも関わる重要人物で、スペシャル版での事件が後のシリーズの大きなターニングポイントに。
- 井沢信二(演:杉本哲太):捜査の現場を誰よりも理解する実務派。のちのシーズンでは主人公交代後も重要ポジションで登場。
- 高峰涼子(演:山口紗弥加):心理分析に長けたメンバー。被害者や関係者の心の動きを読み解き、捜査に深みを与える。
このメンバーが持つ“個性の衝突と信頼”こそ、絶対零度シリーズのチーム捜査の魅力であり、視聴者を惹きつけた理由のひとつです。
シーズン2以降にも登場する重要キャラクター
絶対零度シーズン1の登場人物は、その後のシリーズにも影響を与えていきます。とくに桜木泉と塚本圭吾は、シリーズの物語全体をつなぐ“縦軸の重要人物”です。
- 桜木泉:シーズン2で潜入捜査官へ。シーズン3・4と姿を消し、5で名前が再登場する重要人物。
- 塚本圭吾:スペシャル版で重大な事件に巻き込まれ、その後の捜査方針に影響を与える存在。
- 井沢信二:シーズン3以降の主人公・井沢範人(沢村一樹)へと繋がる“井沢系統”の布石になるキャラクター。
シーズン1はあくまで“スタート地点”ですが、その後のシリーズを理解する上でも不可欠な基盤であり、伏線やキャラ関係図を知ることで最新のシーズンを数倍楽しめるようになります。
シーズン1からシーズン2・スペシャルへの繋がり

絶対零度シーズン1は“未解決事件を扱う刑事ドラマ”として完結しているように見えますが、実はシリーズ全体を貫く縦軸の伏線が複数仕掛けられています。シーズン2では主人公・桜木泉が潜入捜査官として再登場し、スペシャル版では4係メンバーを揺るがす重大事件が描かれます。そして2025年のシーズン5では、再び“桜木泉”の存在が物語の中心に影を落とすことが示唆されています。
ここでは、シーズン1→シーズン2→スペシャル→シーズン5へと続く物語の「つながり」を整理し、視聴者が最新シリーズを最大限楽しむための重要ポイントをまとめます。
スペシャル版で塚本刑事(宮迫博之)に何が起きたのか
シーズン1終了後に放送されたスペシャル版では、4係の中心メンバーである塚本圭吾(宮迫博之)が重大事件に巻き込まれます。このスペシャル版は、絶対零度シリーズ全体の“方向転換”となる重要なターニングポイントです。
- 塚本が捜査中に負傷し、チームの結束が強化される
- 事件の背後に「組織犯罪」や「潜入捜査」の影が見え始める
- 桜木泉の“異常な行動力”が上層部に再評価される
このスペシャル版の事件をきっかけに、シリーズは「未解決事件」から「潜入捜査」「組織犯罪」「テロ対策」など、よりスケールの大きい方向へ舵を切るようになります。
シーズン2で桜木泉が潜入捜査官に転身する理由
シーズン2の最も大きな変化は、主人公・桜木泉が“潜入捜査官”として再登場することです。なぜ泉が潜入捜査官になったのか――その理由は、シーズン1の時点ですでに伏線が張られています。
- 被害者の心に寄り添い、真相を突き止める強い意志
- 組織の圧力に屈しない反骨心
- どれだけ危険でも“真犯人を追う姿勢”を崩さない捜査魂
上層部はこの姿勢を評価し、「表の捜査では解決できない事件」に挑ませるべく潜入捜査官として抜擢しました。
また、シーズン1終盤で描かれる“泉のある行動”は、のちの潜入捜査官としての適性を示す重要演出となっています。こうした成長の積み重ねが、彼女がシリーズを通して象徴的存在となる理由でもあります。
シーズン5(2025年)で桜木泉の名前が登場!
2025年に放送されるシーズン5では、なんと桜木泉の名前が物語に再登場します。ファンの間では“泉が生きているのか?”“再登場するのか?”と話題になっており、その伏線のほとんどはシーズン1〜2の泉の行動に隠されています。
泉の名前が登場するという事実だけで、絶対零度ファンにとっては大事件。シーズン1からの流れを理解していると、シーズン5の楽しみは一気に数倍に膨らみます。
絶対零度シリーズは「過去」と「未来」が常にリンクする構造になっており、シーズン1はその巨大な伏線のはじまりです。
絶対零度シーズン1を無料で見る方法と配信サービス

絶対零度シーズン1は、2025年現在でも複数の配信サービスで視聴可能です。特に新シリーズ(シーズン5)が話題になっている今、過去シリーズを一気に復習したい人が急増しており、配信サイトでの注目度も再び上昇しています。ここでは、絶対零度シーズン1をもっともお得に視聴できるサービスを中心に紹介します。無料期間を活用すれば、初めての人でも負担なく全話をチェックできます。
FODプレミアムでシリーズ全話見放題
FODプレミアムは、フジテレビ公式の動画配信サービスであり、絶対零度シリーズを一番手軽に視聴できるサイトです。シーズン1から最新シーズンまで、まとめて視聴できる利点があります。
- 絶対零度シリーズ(1〜4、スペシャル含む)がすべて配信
- フジテレビ作品に強く、似たジャンルの刑事ドラマも多数見放題
- 無料トライアル期間を活用すれば0円で視聴可能
- 特に、シリーズを通して物語を追いたい人にとってFODの見放題は最適です。
Amazon Prime Videoでのレンタル
Amazon Prime Videoでは、絶対零度シーズン1がエピソードごとにレンタル購入できます。すでにPrime会員の人にとっては使いやすく、必要な回だけを見たい場合に向いています。
- レンタル方式のため、気になる回だけ選べる
- 画質や再生環境が安定しておりスマホ・PCどちらでも見やすい
- ダウンロード再生に対応しているため外出先でも視聴可能
- 「とりあえず名シーンのある話だけ見返したい」という人にも便利です。
絶対零度 シーズン1に関するよくある質問

絶対零度シーズン1は、シリーズ全体の原点でありながら最新作(シーズン5)にも強く影響を与える重要なシーズンです。そのため、放送から時間が経った現在でも多くの視聴者が疑問を抱き、検索するケースが増えています。ここでは、特に多い質問をピックアップし、分かりやすく回答します。
全何話で最終回の放送日はいつでしたか?
絶対零度シーズン1は全11話構成で、最終回は2010年6月22日に放送されました。1話完結ながらも全体としてのストーリー軸が存在し、最終回では桜木泉の捜査能力が大きく成長した姿が描かれています。
上戸彩はシーズン3以降も出演していますか?
上戸彩は桜木泉役としてシーズン1・シーズン2に本格的に出演していますが、シーズン3以降はメインキャストとしては登場しません。ただし、物語上きわめて重要な存在であり、彼女の“行方”がシリーズを貫く縦軸として描かれています。
原作小説や漫画は存在しますか?
絶対零度はドラマオリジナル作品であり、原作小説や漫画は存在しません。物語はドラマのために書き下ろされた完全オリジナルで、各シーズンごとにテーマや世界観がアップデートされていく作りになっています。
シーズン1を見ずにシーズン5から視聴できますか?
結論としては可能ですが、絶対にシーズン1から見るほうが楽しめます。
特にシーズン5では「桜木泉」の名前が再登場するため、シリーズ全体の縦軸を理解するためにもシーズン1は欠かせません。
絶対零度シーズン1全話あらすじネタバレまとめ

絶対零度シーズン1は、“未解決事件”という静かで重いテーマを軸にしつつも、その裏側で確実にシリーズ全体の伏線が張られていく奥深い作品でした。1話完結型の見やすさと、桜木泉というキャラクターの成長物語が丁寧に描かれたことで、刑事ドラマとしての骨太さと、シリーズとしてのドラマ性を両立した第一作となっています。
桜木泉がシーズン2で潜入捜査官へ転身し、シリーズの縦軸が大きく動き出すのも、このシーズン1で描かれた“正義を追い続ける姿勢”が基盤にあります。さらに、2025年放送のシーズン5で泉の名前が再登場することで、シリーズ全体が一つの輪のように繋がる瞬間を迎えようとしています。絶対零度を深く楽しむ上で、シーズン1はまさに欠かせない“原点”と言えるでしょう。
ゼンシーア 
