サイタマの「マジ殴り」で散ったはずの宇宙最強クラスの怪人・ボロス。しかしネット上では今、「ワンパンマン ボロス 生きてる」というワードがじわじわ伸び続けています。一度は退場したラスボスが、原作ONE版の最新展開でまさかの“復活フラグ”を立てているからです。本記事では、メタルナイトの研究施設での再生描写から、ブラストの仲間に現れたボロスそっくりのキャラ、そしてボロスVSガロウの強さ議論まで、ボロス生存説を徹底検証。さらに「もし本当に生きていたら?」という前提で、今後あり得る激アツ展開を妄想込みで予測していきます。
ワンパンマンのボロスは生きてる!原作で判明した衝撃の復活
サイタマの「マジ殴り」を受けて壮絶に散ったはずの宇宙最強クラスの怪人・ボロス。アニメ1期のラスボスとしても圧倒的な存在感を放った彼ですが、原作ONE版の最新エピソードでは「実は生きているのでは?」という衝撃の描写が登場しました。戦いのあと、ダークマター盗賊団の宇宙船とともにボロスの肉体はS級ヒーロー・メタルナイトによって回収され、その後彼の研究施設で“再生”されているシーンがしっかり描かれているのです。
メタルナイトの研究施設でボロスが再生されている事実
原作ONE版では、ボロス戦後にメタルナイトが巨大宇宙船を丸ごと回収していたことが明かされています。さらに後の章では、その宇宙船由来と思われるラボの中で、液体の満たされた装置に横たわる「ボロスらしき存在」がはっきりと映し出されます。
この描写からわかるのは、メタルナイトがボロスの遺体(あるいは細胞)を回収し、修復・再生を進めているという点です。メタルナイトはS級ヒーローでありながら、ヒーロー協会よりも「自分の軍事力の拡張」を優先する危険な科学者として描かれており、彼の研究施設でボロスが“生かされている”ことは、今後の物語にとって極めて大きな爆弾と言えます。
サイタマのマジ殴りで死亡したボロスがなぜ復活できたのか
では、なぜあれほど徹底的に叩きのめされたボロスが復活し得るのでしょうか。鍵になるのは「ボロスの種族と再生能力」です。作中でボロスは、自分の種族が“宇宙でもトップクラスの自然治癒能力”を持っていること、さらに自分はその中でも突出した再生力を誇ることを明言しています。
サイタマのシリアスパンチによって一度は肉体が崩壊したものの、完全消滅には至らず、「まだ生命反応を残した状態の肉体」をメタルナイトが回収したと考えるのがもっとも自然です。そこに地球側の超技術が加わることで、
- ボロス本来の再生力
- メタルナイトの医療・軍事テクノロジー
が合わさり、「死んだはずのボロスが医療カプセル内で復活を待つ」という現在の状況が成立していると見ることができます。
ボロスが生きてる世界線で実現する5つの熱い展開シナリオ

もし「ボロス生きてる説」がこのまま本筋に組み込まれたら、ワンパンマンの物語は一気に新しいフェーズへ突入します。ここからは、原作の描写と公式設定を踏まえつつ、ファンの間でも語られている“あり得そうで激アツな5つの展開”を整理していきましょう。
【展開①】自我の有無で全てが変わる
メタルナイトの手で復活したボロスが、「自我を保っているのか」「完全に兵器として書き換えられているのか」で、その後のルートはまったく変わります。自我を失ったボロスは、地球最強クラスの“生物兵器”としてメタルナイトに使役される存在となり、ヒーロー側にとっても制御不能な危険因子になります。
一方、自我が残っている場合は、サイタマとの再会、地球側との利害調整など、ドラマ性の高い展開がいくらでも生まれます。
「自我あり」か「自我なし」かが、ボロス復活編最大の分岐点になると考えておくと、今後の描写をより楽しめるでしょう。
【展開②】サイタマとの再会と因縁の決着
サイタマが「過去一で強い怪人」と認めたのは、現時点でボロスだけです。原作・村田版ともに、サイタマは倒した敵の名前すら覚えていないことが多いのに、ボロス戦だけはしっかりと印象に残っている。この“例外扱い”こそ、再会イベントの伏線になり得ます。
再会したときにあり得るパターンとしては、
- もう一度本気で殴り合う「再戦ルート」
- お互いの強さを認め合った上で並び立つ「共闘ルート」
などが考えられます。どちらに転んでも、サイタマの“退屈な日常”に久々の高揚をもたらす、シリーズ屈指の名シーンになることは間違いありません。
【展開③】ガロウVSボロス!ファン待望の夢の対決
サイタマを除けば、「サイタマとまともに戦えたキャラ」はボロスとガロウの2人だけ。その2人が真正面からぶつかるカードは、世界中のファンが待ち望んでいる究極のドリームマッチです。
作者ONE先生はインタビューで、ボロスと怪人ガロウの戦いについて「いい勝負」「近接戦ならガロウが上」といったニュアンスのコメントを残しています。
- 遠距離火力と再生力に優れるボロス
- 接近戦能力と適応力で上回るガロウ
という構図になり、戦い方しだいで勝敗が変わる“読み合いのあるカード”として描かれる可能性が高いでしょう。
【展開④】ヒーロー陣営への加入と贖罪の道
ボロスには「長年求め続けた相手とようやく戦えた満足感」と、「それでも結局は勝てなかった悔しさ」の両方が残っています。最後の言葉でサイタマの強さを認めた姿勢から考えると、復活後に価値観が少し変化し、“征服ではなく戦いそのもの”を求める方向に軸足が移る可能性もあります。
その場合、
- メタルナイトの支配から離反してヒーロー側へ寝返る
- 表向きは怪人のまま、裏で災害レベル竜〜神クラスの敵を狩る“影の戦力”になる
といった「贖罪ルート」も十分にあり得ます。サイタマ陣営に宇宙最強クラスの戦力が加わる展開は、終盤に向けてのインフレとしても非常に綺麗です。
【展開⑤】最終章で災害レベル神との決戦に参戦
ボロス復活が“今すぐ本筋に絡む”とは限りません。むしろ原作のテンポ感を考えると、最終章のクライマックスで再登場するパターンがもっとも盛り上がる形でしょう。
シババワの「地球が危ない」という予言や、災害レベル神の存在など、物語全体を揺るがす規模の脅威がすでに示唆されています。
その決戦の渦中で、「こいつがお前たちの言う災害レベル神か?」とボロスが乱入し、ヒーロー協会側に一時的に力を貸してサイタマが到着するまで時間を稼ぐ――そんな展開になれば、ファンのテンションは爆発必至です。
ボロスVSガロウはどちらが強い?

「ボロスが生きてるなら、ガロウと戦ったらどっちが勝つの?」――この疑問は世界中のファンが議論している永遠のテーマです。ここでは、作者コメントと作中描写を整理しながら、2人の強さ関係を冷静に見ていきます。
原作者ONE先生の公式コメント「わかんない」
ONE先生は海外インタビュー等で、「ボロスとガロウのどちらが強いか?」という質問に対し、
- 以前はボロスの方が明確に上だった
- しかし怪人ガロウは“ほぼ完成形の怪物”に成長したので、今は“いい勝負”、近距離戦ならガロウが有利
といった趣旨のコメントを残しています。
つまり作者自身も「どちらが絶対に上」とは断言しておらず、状況や距離、コンディション次第で勝敗が変わる関係として捉えていると考えられます。
接近戦ならガロウ・遠距離ならボロスという実力差
作中描写と公式設定を踏まえると、2人の得意分野はかなりはっきり分かれています。
- ガロウ:超高速の格闘戦、技の応用力、相手の技を即座に学習・適応するセンス
- ボロス:惑星を吹き飛ばすレベルのエネルギー砲「崩星咆哮砲」、規格外のタフネスと再生力、超高速突進
近距離での読み合いが続く展開であれば、ガロウの技量と成長性が大きく作用し、徐々にボロスを追い詰めていく未来が見えます。一方、ボロスが距離を取りつつメテオリックバースト状態で高機動戦+ビームを押し付ける展開になれば、ガロウ側も一瞬の判断ミスが命取りになるでしょう。
復活後のボロスは生前のフルスペックを発揮できるのか
「生きてるボロス」を語るうえで重要なのは、復活後も本来の力を100%発揮できるのかどうかです。メタルナイトによる再生が完全復元+強化なのか、脳や自我を制限した“兵器モード”なのかで、ガロウとの相性も変わってきます。
もし自我を失い、メタルナイトの指示通りに動くだけの兵器になってしまった場合、「戦いの中で相手を理解し、成長していく」というボロス本来の魅力が削がれてしまいます。そのときガロウと戦っても、純粋な意味で“ボロスVSガロウ”とは呼べないかもしれません。
逆に、記憶と自我を保ったまま完全復活するなら、「宇宙最強クラスの戦士としての誇り」をかけた本気の勝負が期待できます。
ボロスはブラストと関係がある?復活を予感させる伏線を整理

ワンパンマン後半で登場したS級1位ヒーロー・ブラストとその仲間たち。その中に、ボロスに酷似した宇宙人が混じっていることから、「ボロス本人なのでは?」「同じ種族の別個体?」といった議論が一気に加速しました。
ブラストの仲間にボロスそっくりのキャラが登場
怪人協会編終盤、ブラストが異空間で戦っている仲間たちの中に、ボロスとよく似たデザインのキャラが描かれます。髪型や体格、鎧のシルエットが明らかにボロスを意識しており、ファンの間では
- 「ブラストがボロスをスカウトした」説
- 「ボロスの種族そのものが、宇宙規模の戦いに関わっている」説
など、様々な考察が飛び交いました。
現時点では公式に明言されておらず、「似ているが別人」として処理される可能性も十分ありますが、ボロス生存説と合わせて読むと、どうしても期待してしまうデザインです。
同じ種族の別個体説と並行世界線からの仲間説
この“ボロス似のキャラ”については、大きく2つの有力説があります。
- 同じ種族の別個体説
- ボロスと同じ星の生まれだが別人
- ブラストは多元宇宙的な戦いに巻き込まれており、その中で“戦力として強い種族”をスカウトしている
- ボロスがサイタマと戦わなかった世界線の個体
- ブラストの空間移動能力を使い、別の時間軸から連れてこられた
どちらの説であっても、「ボロス級の存在が今後の宇宙規模の戦いに関わる」という未来を強く示唆しており、生存説・復活説の後押しになっています。
20年前の予言とブラストの関連性を考察
ボロスは旅の途中で“地球に自分と戦える相手がいる”という予言を受け、それを信じて20年間地球を目指しました。一方で地球側にも、シババワによる「地球が危ない」という最終予言が残されています。
この2つの予言が指しているのが
- ボロス
- 災害レベル神
- あるいはサイタマ自身
のどれなのかは、まだ完全には明かされていません。最近のエピソードでは、「地球を滅ぼす脅威=災害レベル神(or それに関わる存在)」という線が強まっていますが、その過程でボロスやブラストの役割がどのように交差していくのかが、今後の大きな見どころになるでしょう。
ボロスに関するよくある質問

最後に、「ボロス生きてる説」を語る上でファンからよく挙がる疑問をQ&A形式で整理しておきます。最新の原作情報と公式設定、そして考察を踏まえた“現時点での答え”として読んでもらえればと思います。
ボロスは本当に完全に死亡していたのですか?
アニメ1期および村田版リメイクのボロス戦時点では、「サイタマに敗北し、力尽きて死亡した」という扱いでほぼ間違いありません。実際、ボロス本人も最期にサイタマの強さを認め、満足して息絶えています。
ただし、原作ONE版の後続エピソードでは、メタルナイトのラボでボロスの肉体が再生されている描写が登場し、「物語上は一度死んだが、肉体レベルでは生存扱いになった」と解釈するのが自然です。
メタルナイトは敵ですか味方ですか?
メタルナイト(ボフォイ)は形式上はS級4位ヒーローであり、ヒーロー協会に兵器や施設を提供する“味方側”の人物です。しかし、その本質は
- 自分の軍事力と研究成果を最優先する
- 協会や地球そのものすら、ある種の“実験場”として見ている節がある
という、かなり危うい中立〜利己寄りのキャラクターです。
ボロスの肉体を回収し、生物兵器化している可能性が高いことからも、今後はサイタマたちの敵側に回る“黒幕ポジション”として描かれる展開も十分に考えられます。
ボロス復活は村田版リメイクにも描かれますか?
現時点では、ボロス復活が具体的に村田版リメイク本編で描かれるところまでは到達していません。メタルナイトの動きやブラスト周りの伏線が少しずつ回収されている段階で、ボロスの再登場は中〜長期的な伏線として温存されている印象です。
ただし、ONE版で明確に“生存+再生中”のカットが出ている以上、どこかのタイミングでリメイク版にも反映される可能性は非常に高いと見てよいでしょう。
ボロス復活シーンはいつ頃アニメ化されますか?
これは完全に予想になりますが、
- まずONE版→村田版リメイクにボロス復活編がしっかり描かれる
- そのうえでアニメ3期以降が怪人協会編の先まで進む
という2段階を踏む必要があります。
原作・リメイクともに長期連載ペースであることを考えると、ボロス復活がアニメで見られるのはかなり先の話になる可能性が高いです。その分、今のうちから伏線や考察を追っておくと、いざ映像化されたときの“ご褒美感”が倍増するはずです。
ボロス生きてる説の検証と今後の展開予測まとめ

ここまで見てきたように、「ボロス生きてる説」は単なるファンの妄想ではなく、
- メタルナイトによる宇宙船&遺体回収
- 研究施設での再生描写
- ブラストの仲間にいるボロスそっくりの宇宙人
- ONE先生の“ボロスVSガロウはいい勝負”発言
といった、原作サイドの明確な情報に裏打ちされた“かなり有力な説”になっています。
今後、ボロスがどのタイミングで本格的に物語へ復帰するのかはまだわかりません。しかし、
- メタルナイトの暴走を止める切り札
- 災害レベル神との最終決戦に乱入する第3勢力
- サイタマが“もう一度だけ本気を出す”ための相棒
のいずれか、あるいは複数の役割を背負って再登場する可能性は非常に高いと言えるでしょう。
この記事をきっかけに、あなた自身の“理想のボロス復活ルート”を妄想しながら、ワンパンマンの今後の展開を一緒に追いかけていきましょう。
ゼンシーア 
