お笑いコンビ・シソンヌのじろうさんといえば、その深い故郷愛で知られる青森県弘前市出身の人気芸人です。「東京には出稼ぎに来ている気分」と語るほど弘前を愛するじろうさんの実家として注目されているのが、弘前市富田にある老舗蕎麦屋「生そば一力(きそば いちりき)」。昭和9年創業の歴史ある名店で、じろうさんのお母様のご実家にあたります。幼少期の多くの時間をここで過ごしたじろうさんは、帰省の度に必ず立ち寄り、SNSでもたびたび紹介する大切な場所。創業90年近い伝統の味と温かい家族経営、そして津軽そばの美味しさで地元に愛され続ける「一力」の魅力を、アクセス方法からおすすめメニュー、聖地巡礼ガイドまで詳しくご紹介します。
シソンヌじろうの実家は青森県弘前市の老舗蕎麦屋「一力」

お笑いコンビ・シソンヌのじろうさんといえば、その弘前愛の深さでファンからも愛されている青森県弘前市出身の芸人です。そんなじろうさんの実家として知られているのが、弘前市富田にある老舗蕎麦屋「生そば一力(きそば いちりき)」。実は正確には、じろうさんのお母様のご実家にあたるこのお店は、昭和9年創業という歴史ある名店として、地元弘前市民に愛され続けています。
じろうさん自身もInstagramやTwitterで度々この「一力」を紹介しており、”一力に御来店ありがとうございます。幼少記のかなりの時間をここで過ごしました”とのポスターがお店に掲示されているほど、まさに彼の第二の故郷とも言える場所。パンサーなど共演者との食事風景をSNSで投稿するなど、弘前に帰省する度に必ず立ち寄る大切な場所として紹介されています。今回は、そんなシソンヌじろうさんのルーツでもある蕎麦屋「一力」の魅力を、創業から現在まで、そして地元での愛され方まで詳しくご紹介していきます。
創業80年の歴史を持つ家族経営の名店
昭和9年(1934年)に創業した「生そば一力」は、2024年で創業90年を迎える老舗蕎麦屋として弘前市内でも非常に歴史のあるお店です。創業から約90年という長い歴史の中で、戦後の混乱期、高度経済成長期、そしてバブル期を乗り越えながら、一貫して地元弘前市民に愛される味を提供し続けてきました。
現在はシソンヌじろうの叔父夫婦が切り盛りしている家族経営のお店で、代々受け継がれてきた伝統の味を守りながらも、時代に合わせたメニューの充実を図っています。店内にはシソンヌさんのライブポスターやサインが飾られており、多くのシソンヌファンも訪れる聖地的な存在となっています。
老舗ならではの安定した味と、家族経営ならではの温かいおもてなしが評判で、地元の常連客だけでなく、観光客や出張で訪れるビジネスマンからも親しまれています。テーブル席と子供連れでも大丈夫な小上がりもある店内は、幅広い年齢層のお客様に対応できる設計となっており、家族連れでも気軽に利用できる環境が整っています。
弘前市富田の人気蕎麦屋として地元に愛される理由
「一力」が地元弘前市で長年愛され続けている理由は、その立地の良さと確かな味、そして地域に根ざした経営姿勢にあります。弘高下駅から徒歩5分という好立地にあり、道路挟んで向かい側に眼科と合同で20台以上の駐車場も完備されているため、電車でも車でもアクセスしやすい環境が整っています。
メニューの特徴として、蕎麦は素麺のように細めでつるつるした食感で、細い麺のため汁によく絡む津軽そばが味わえることが挙げられます。さらに、蕎麦屋でありながらメニューにはラーメンもあり、特に地元の人の隠れた人気メニューが「中華そば」で、これが蕎麦屋のラーメンだ!と実感できる一品として評判を得ています。
価格設定も地域に配慮されており、そばうどんが500~1000円、そばと丼のセットは1000~1300円という良心的な価格で提供されています。営業時間は11:00〜19:00、定休日は月曜と、地域の生活リズムに合わせた営業時間設定も、長年愛される理由の一つです。
また、人間椅子の和嶋さん(弘前出身)が好きなお店にも入っていたように、地元出身の著名人にも愛されており、弘前を代表するグルメスポットとしての地位を確立しています。
じろうが頻繁に帰省する故郷への深い愛情
シソンヌじろうさんの弘前への愛情は並々ならぬものがあり、それは「一力」への思い入れからも強く感じられます。「奥さんと弘前市に帰るんだけど、近所にスーパーがなくて。ミニストップしか物を買えるところがない。奥さんとミニストップに行って、水とか買って、2人でソフトクリームを食べながら家に歩いて帰る。」というエピソードからも分かるように、じろうさんにとって弘前は心の安らぐ場所なのです。
実際に、2021年のNHK番組「大好き 東北 定禅寺しゃべり亭」では、津軽弁で「今でも、弘前に帰りたくてしょうがない。東京には出稼ぎに来ている気分」と語っており、その故郷愛の深さが伝わってきます。弘前に帰って来ては土手町を散策(土手ぶら)するほど”土手町愛”がにじみ出ているじろうさんは、土手町の三つの商店街振興組合から「土手町おじさん」の第1号として公認されるほど、地域への貢献も評価されています。
さらに最近では、地元弘前市でクレープ屋のオープンに協力し、昨年9月に閉店した「イトーヨーカドー」に入っていたファストフードショップ「ポッポ」の人気メニュー「クレープ」の味を復活させるなど、具体的な地域貢献活動も行っています。新幹線1本後になったから一力で弁当作ってもらって、そのまま中みそ。短時間の滞在でも全てを満たしたというツイートからも分かるように、短い帰省でも必ず「一力」に立ち寄る習慣が根付いており、じろうさんにとって欠かせない故郷の味となっています。
シソンヌじろうの実家「一力」への聖地巡礼ガイド

シソンヌファンにとって憧れの聖地である「生そば一力」。じろうさんが幼少期の多くの時間を過ごした思い出の場所を実際に訪れる際の、詳しいアクセス方法とおすすめメニュー情報をお届けします。弘前市の住宅街に佇む老舗蕎麦屋は、地元の人々に愛され続けながらも、全国からやってくるシソンヌファンを温かく迎えています。
店内にはシソンヌさんのライブポスターやサインが飾られており、多くのシソンヌファンが訪れる聖地的な存在となっています。じろうさん本人も”一力に御来店ありがとうございます。幼少記のかなりの時間をここで過ごしました”とのポスターを掲示し、ファンとの交流を大切にしている様子が伺えます。パンサーなど共演者との食事風景もSNSで公開されており、芸能界でも「じろうの実家の蕎麦屋」として親しまれています。
弘高下駅から徒歩5分
「生そば一力」へのアクセスは、弘南鉄道大鰐線の弘高下駅が最寄り駅となります。弘高下駅は中央弘前駅から一つ目の無人駅で、昭和27年に開業した歴史ある駅です。駅名は青森県立弘前高等学校が近くにあることから略して名付けられたもので、通学の生徒たちが多く利用しています。
駅舎は昭和の簡易な建て方で、草臥れ感が何ともいえない風情を醸し出している、まさに地方鉄道の魅力を感じられる場所です。ホームには豆タイル張りの手洗い場がポツンとあり、レトロで不思議な光景を楽しむことができます。1時間に上下1本の電車しか来ない静寂さが、まちなかの秘境にも似た雰囲気を作り出しています。
弘高下駅からお店までは徒歩5分程度の距離で、住宅街の中を歩いていくことになります。場所は弘前市富田3-2-17で、住宅街でちょっとわかりにくいのですが、道路を挟んで向かい側に一戸眼科との共同駐車場があるので、車でのアクセスも便利です。駐車場は20台以上の十分なスペースがあり、弘前大学からも徒歩5分という立地の良さで、学生や地域住民にも親しまれています。
弘南バスでのアクセスも可能で、弘前駅前3番乗場から小栗山線や学園町線などに乗車し、「富田3丁目」バス停で下車すると徒歩すぐの場所にあります。弘前駅からバスで20分程度と、観光客にとってもアクセスしやすい立地となっています。
天ぷらが評判のおすすめメニュー
「一力」を訪れたら絶対に味わっていただきたいのが、評判の天ぷらです。特に天丼とざるそばのセット(1300円)は、多くのお客様から絶賛されている看板メニューの一つ。天丼はエビふたつ。衣が軽くてサックサクで本当にびびった!一力に行ったらぜひ天ぷらを食べてほしい!という口コミが示すように、軽くてサクサクの衣が自慢の天ぷらは、お蕎麦屋さんの技術の高さを物語っています。
揚げたての天ぷらは、その場で調理されるため熱々のまま提供され、エビの甘みと衣のサクサク感が絶妙にマッチしています。天ぷらは揚げたてが美味しいので、少し待つ価値のある逸品です。海老がプリプリで、蕎麦はずるりと喉ごしが良く、昼から瓶ビールと一緒に楽しむ地元客も多いほど、リラックスした雰囲気で食事を楽しめます。
メニューの特徴として、蕎麦は素麺のように細めでつるつるした食感で、津軽そばらしい生そばを味わうことができます。細い麺のため汁によく絡み、いくらでも食べられそうな極細のお蕎麦でありながら、しっかりとしたコシがあるのが魅力です。大人の男性なら大ざる2枚でもぺろっと食べられるという方もいるくらい、食べやすく上品な仕上がりとなっています。
また、お蕎麦屋さんでありながらメニューにはラーメンもあり、特に地元の人の隠れた人気メニューが「中華そば」です。これが蕎麦屋のラーメンだ!と実感できる一品で、とろけるチャーシューも美味しい澄んだスープの中華そば、津軽煮干しを使った今では当たり前になった技法も取り入れられており、蕎麦とは違った魅力を楽しむことができます。セットメニューでは、かけそばやざる蕎麦を中華そばに変更することも可能で、じろうさんも相方の長谷川さんと「中華そば」を半々にしてもらったというエピソードがあるほど、芸人仲間にも愛されているメニューです。
営業時間は11:00~19:00で、定休日は月曜日。タバコや混雑が嫌な方は早くに行くか1時半以降に行くのが正解とのアドバイスもあり、地元の生活リズムに合わせた営業時間となっています。
シソンヌじろうの実家に関するよくある質問

シソンヌファンの間でよく話題になる「一力」に関する質問にお答えします。実際に訪れる際に気になることや、じろうさんとの遭遇の可能性、そして弘前市内の他のゆかりスポットについても詳しくご紹介。聖地巡礼を計画している方にとって役立つ情報をまとめました。
実家の蕎麦屋「一力」は一般客も利用できる?
もちろん「一力」は一般のお客様も普通に利用できる蕎麦屋として営業しています。シソンヌじろうの母親の実家という特別な意味を持つお店ですが、地域に根ざした普通の蕎麦屋として、地元の常連客から観光客まで幅広く受け入れています。創業90年という歴史の中で培われた温かいおもてなしの心で、どなたでも気軽に利用できる雰囲気が魅力です。
店内にはシソンヌさんのライブポスターやサインが飾られており、多くのシソンヌファンが訪れていることが分かります。実際に、弘前に旅行に行った際に、シソンヌファンの友人がどうしても行きたいということで訪れたという体験談も多く見受けられます。お店の方々もシソンヌファンの来店を歓迎しており、ファンとしてのマナーを守れば、誰でも温かく迎えてもらえます。
営業時間は11:00~19:00(火~日)、定休日は月曜日となっています。地元のお客様の利用が多い時間帯は昼の12時前後と夕方なので、混雑を避けたい場合は早めの時間帯か午後2時以降の利用がおすすめです。テーブル席と座敷があるため、一人でも家族連れでも利用しやすい環境が整っています。
じろうに実際に会える可能性はある?
シソンヌじろうさんに「一力」で実際にお会いできる可能性については、正直なところかなり低いと考えておく方が良いでしょう。じろうさんは東京を拠点に活動しており、弘前への帰省は不定期のプライベートな時間に行われることがほとんどです。
ただし、じろうさんは弘前への愛情が深く、帰省の際には必ずと言っていいほど「一力」を訪れています。SNSの投稿からも、新幹線1本後になったから一力で弁当作ってもらって、そのまま中みそというように、短い帰省でも立ち寄る大切な場所であることが分かります。パンサーなど芸人仲間との食事風景も度々投稿されており、お仕事関係で弘前を訪れる際にも利用されています。
運良く遭遇した場合でも、プライベートな時間を大切にし、周囲のお客様にも配慮した行動を心がけることが重要です。写真撮影やサインをお願いする場合は、状況を見極めて適切なタイミングで、短時間で済ませるよう気をつけましょう。何より、じろうさんにとって「一力」は家族の大切な場所であることを忘れずに、敬意を持った対応を心がけることが大切です。
弘前市内の他のじろうゆかりスポットは?
弘前市内には「一力」以外にも、シソンヌじろうさんゆかりのスポットが数多く存在しています。特に注目すべきは、じろうさんが「好きなお餅第1位」と絶賛する「戸田うちわ餅店」です。明治時代創業の老舗和菓子店で、2016年3月に営業が再開されて以来、じろうさんが帰省する度に必ず立ち寄る思い出の場所となっています。
戸田うちわ餅店は最勝院五重塔の近くにあり、名物の「うちわ餅」は秘伝の胡麻だれがたっぷりとかかった絶品です。じろうさんの著書『シソンヌじろうの自分探し』にも詳しく紹介されており、東京に住んで23年になる僕がいまだに好きなお餅第1位にあげるのが「戸田うちわ餅」店の串餅だという熱い思いが綴られています。
土手町エリアもじろうさんにとって特別な場所で、「土手町おじさん」第1号として公認されるほど愛着を持っています。土手町を散策(土手ぶら)することを楽しみにしており、帰弘前に帰って来ては土手町を散策するほど”土手町愛”がにじみ出ているエピソードが地元メディアでも紹介されています。
- 戸田うちわ餅店:じろうさんが愛する「好きなお餅第1位」の名店
- 土手町商店街:「土手町おじさん第1号」として公認された思い出の場所
- 弘前れんが倉庫美術館:じろうさんの著書の表紙撮影地としても知られる
- 喫茶ひまわり:お米「青天の霹靂」のCM撮影で使用された2階がある
さらに、最近ではじろうさんがプロデュースしたクレープ店「クルックー」も新たなゆかりスポットとして注目されています。2025年2月にオープンしたこのお店は、閉店したイトーヨーカドー内のファストフードショップ「ポッポ」のクレープを復活させたもので、じろうさんの地域愛の象徴とも言える場所です。
これらのスポットを巡ることで、じろうさんの弘前への深い愛情と、地域との密接な関わりを肌で感じることができるでしょう。聖地巡礼をする際は、それぞれのお店や施設に敬意を払い、地域の皆様に迷惑をかけないよう配慮することが大切です。
シソンヌじろうの実家「一力」まとめ

シソンヌじろうさんの実家として知られる青森県弘前市の老舗蕎麦屋「生そば一力」は、単なる芸能人ゆかりの地を超えた、深い物語と伝統を持つ特別な場所です。昭和9年創業から90年近く続く家族経営の温かさと、津軽の食文化を守り続ける職人魂、そしてじろうさんの故郷への揺るぎない愛情が一体となって、訪れる人々に感動を与え続けています。
じろうさんが幼少期の多くの時間を過ごしたこの場所は、彼の人格形成に大きな影響を与えたに違いありません。東京には出稼ぎに来ている気分と語るほどの弘前愛、そして帰省の度に必ず立ち寄る「一力」への思いからは、故郷の味と家族の絆がいかに大切なものかが伝わってきます。創業90年という歴史の重みと、現在も地元に愛され続ける理由がここにあるのです。
「一力」の魅力は、なんといっても素麺のように細いながらもコシのある津軽そばと、軽くてサクサクの天ぷらです。特に天丼とざるそばのセットは多くの来店者から絶賛されており、蕎麦屋でありながら中華そばも絶品という懐の深さも地元で愛される理由の一つ。価格も良心的で、蕎麦と丼のセットが1000~1300円という設定は、地域に根ざした経営姿勢の表れです。
弘高下駅から徒歩5分という好立地と、20台以上収容可能な駐車場も完備されており、電車でも車でもアクセスしやすい環境が整っています。営業時間は11:00~19:00(火~日)、定休日は月曜日と、地域の生活リズムに合わせた無理のない営業形態も、長く愛される秘訣の一つでしょう。
シソンヌファンにとって「一力」は聖地巡礼の最重要スポットですが、同時に弘前の歴史と文化を体験できる貴重な場所でもあります。店内に飾られたじろうさんのポスターやサインは、彼の地元への深い愛情の証であり、ファンとしてもその想いを大切にしたいものです。
今後、じろうさんの活動がさらに注目される中で、「一力」への関心も高まることが予想されます。2025年には弘前市でシソンヌが出演するお笑いライブイベントも予定されており、地域全体でのシソンヌ応援ムードも高まっています。また、じろうさんがプロデュースしたクレープ店「クルックー」の成功も、彼の地域貢献活動として注目を集めており、今後も故郷弘前での新たな取り組みが期待されます。
訪れる際は、地元の皆様や他のお客様に配慮し、マナーを守って楽しい聖地巡礼にしてください。「一力」で味わう津軽の味は、きっとじろうさんの弘前愛の一端を感じられる特別な体験となるはずです。老舗蕎麦屋の伝統の味と、現代に生きる芸人の故郷愛が交差する「一力」で、あなたも弘前の魅力を発見してみませんか。