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高校サッカー漫画『DAYS』の中でも、ファンの議論が止まらない要素が「十傑」です。日本中の怪物級プレイヤーだけが名を連ねる伝説の称号ですが、その中でただ一人だけ、最後まで正体が明かされなかった人物がいます。沖縄代表のセンターバック説、前作『振り向くな君は』の黒夜光説、さらにはCB森園説……。本記事では、作中描写や設定を総ざらいしつつ、「十傑最後の一人」は誰なのかを徹底考察していきます。あなたの中の“答え”は、どの説に一番近いでしょうか?
DAYS「十傑」とは?
『DAYS』における「十傑」は、高校サッカー界の頂点に立つ、プロ入り内定レベルの選手10人を指す特別な称号です。水樹寿人や犬童かおる、碇屋良介といった作中屈指の怪物たちが名を連ね、彼らの存在そのものが物語の緊張感とスケールを一気に押し上げていました。十傑は作中でも「プロ内定組」として語られ、各チームの中心として試合の流れを左右する絶対的な存在感を放っています。
十傑に選ばれる条件とは
十傑は単なる「強い選手」ではなく、高校サッカー界でもごく一部の天才だけがたどり着ける到達点です。公式に明文化された条件は作中では語られていませんが、描写やガイドブック、作中の台詞から、おおよそ以下のような条件が見えてきます。
十傑に選ばれるための要素を整理すると、次のようなイメージになります。
- プロクラブからのオファー・内定が出ているレベルの実力
- チームの戦術・メンタル面まで左右する「軸」としての存在感
- 選手権やインターハイなど全国クラスの大会での実績
- 年代別日本代表クラスの評価を受けている、もしくはそれに相当するポテンシャル
- 一芸に秀でるだけでなく、フィジカル・メンタル・戦術理解が総合的に高水準
特に「プロ内定」が大前提になっている点がポイントで、同等以上の実力があっても、成神蹴冶のように進路の関係で十傑から外れているパターンもあります。
十傑が物語に与えた圧倒的な影響
十傑は、つくし達から見れば「雲の上の存在」でありながら、同じ高校生というリアリティを持った“目標”でもあります。全国屈指の怪物たちが一堂に会することで、試合の熱量は一気にMAXまで引き上げられ、読者のテンションも否応なく高まります。
また、十傑が立ちはだかることで、聖蹟の面々や臼井のような準エリート層が「完璧ではない人間」として揺さぶられ、その弱さや葛藤が浮き彫りになります。相庭や碇屋のような“怪物”たちに圧倒されることで、主人公たちの成長や物語のドラマがより一層際立っていきました。
十傑という仕掛けは、単なる強さのランキングではなく、「高校サッカーの天井」を見せることで、読者とキャラの視線を同じ方向に向けさせる役割も果たしていると言えるでしょう。
DAYSの十傑メンバー9人

作中で名前と所属校が明かされている十傑は9人。残る1枠は最後まで伏せられたままですが、この9人だけでも日本の高校サッカー界の頂点と呼ぶにふさわしい顔ぶれです。ここではそれぞれの特徴やプレースタイルを、簡潔におさらいしていきます。
聖蹟高校の怪物ストライカー・水樹寿人
聖蹟高校キャプテンにして、「怪物」の異名を持つエースストライカー。中学までは陸上競技の選手で、高校から本格的にサッカーを始めたにもかかわらず、驚異的なフィジカルと努力量で全国トップクラスのFWへと駆け上がりました。
自陣ゴール前から相手ゴール前まで届くロングキック、当たり負けしないフィジカル、どんな状況でも走り続けるメンタルの強さ。どれを取っても一級品で、「凡人から怪物へ」というシンデレラストーリーを体現するキャラクターです。
桜木高校の司令塔・犬童かおる
桜木高校のキャプテンであり、ピッチ全体を俯瞰する超一流のゲームメイカー。正確無比なパスと視野の広さ、状況判断力で試合のテンポを完全に掌握します。
かつてはミドルシュートを量産するアタッカータイプでしたが、チーム全体を活かす司令塔へとプレースタイルをシフトしたことで、十傑の中でも屈指の「総合力」を持つ選手に成長しました。成神とのコンビは、まさに全国屈指の破壊力です。
青函高校のパワープレイヤー・平源一郎
青函高校のキャプテンで、弾丸のようなシュートが武器のMF。二人掛かりで当たっても倒れないほどのフィジカルを誇り、そのパワーから繰り出されるシュートはGKにとって悪夢そのものです。
単なる筋肉自慢ではなく、戦術眼や相手の特徴を見抜く目も持ち合わせており、「頭もキレるパワープレイヤー」という稀有なキャラクターとして描かれています。
梁山高校の万能型キャプテン・加藤一彦
全国最強クラスの梁山高校を率いる万能型MF。1年時からレギュラーとしてプレーし、圧倒的な運動量とフィジカルで、攻守両面でピッチを駆け回ります。
年代別代表にも選出される実力者でありながら、性格はきわめて謙虚。水樹から「一番かっこいい男」と評されるほど、人間性と実力を兼ね備えたリーダーです。
高校史上最高のサイドバック・高木マルコ
梁山高校の右サイドを支配する、史上最高と称されるサイドバック。188cmの長身とスピードを兼ね備え、対峙するFWをことごとく封じ込めます。
常識外れの距離を飛ばすロングスローは大きな武器で、攻撃面でもチームに貢献。水樹ですら当たり負けするほどのフィジカルは、まさに“DF版怪物”と言える存在です。
大会No.1ゴールキーパー・砂山朝一
音羽学院キャプテンで大会No.1と評されるGK。俊敏な反応と無駄のない動きで、ゴール前に絶対防壁を築きます。
常にイメージトレーニングを欠かさないストイックさを持ち、年代別代表にも選ばれる実力の持ち主。試合の流れを止めるスーパーセーブを何度も披露する、「守りの怪物」です。
東院学園の優等生・保科拓己
東京ビッグ3の一角・東院学園を率いるキャプテンMF。相手の研究に膨大な時間を費やす分析タイプで、徹底したリスク管理と的確なトラップ技術を武器に試合を組み立てます。
水樹と真っ向勝負しても互角に渡り合う守備力を持ち、攻守のバランスに優れた「現実主義者」。ピッチ上の頭脳として、東院の戦い方を支える存在です。
2年生唯一の十傑・相庭未蘭
一星学園所属で、十傑の中で唯一の2年生FW。「ストライカーとしてすべてを兼ね備えている」と評される天才で、ドリブル・決定力・フィジカルのすべてが高水準。
聖蹟戦での5人抜きゴールは読者の心にも強烈に焼き付いた名シーン。保科から「純粋なストライカーは相庭だけ」と言われるほど、ゴールへの嗅覚と決定力が群を抜いています。
日本の至宝・碇屋良介
梁山高校の10番で、「日本の至宝」と称される天才OMF。U-12から各年代の日本代表に選ばれ続けている、“選ばれ続ける天才”です。
風間が「上手すぎる」と認め、相庭が「本物のド天才」と評するなど、才能のスケールは十傑の中でも別格。聖蹟戦でのハットトリックをはじめ、その左足から繰り出されるパスとシュートは、まさに「神の左足」と呼ぶにふさわしい破壊力を持っています。
十傑の最後の一人(10人目)の正体は?

十傑は「プロ内定10人」のはずなのに、作中で明かされたのは9人まで。残る最後の一人の正体は、最終回を迎えても明かされないまま物語は完結しました。この“空席”が、今もなおファンの間で熱い議論を呼んでいるポイントです。
ネット上や考察記事では、おもに「沖縄代表のセンターバック」「前作主人公・黒夜光」「CB森園」、そして「海外組・ユース・途中敗退組」といったパターンが有力候補として挙げられています。
有力候補①:沖縄代表のセンターバック説
もっともメジャーな説が「沖縄代表チームにいたセンターバックが十傑10人目」という説です。全国大会の反対ブロックで勝ち上がってきた沖縄のチームは、作中でも“ラスボス候補”のように語られており、「最後の十傑は反対ブロックのCBだろう」という考察が多く見られました。
十傑のポジションを埋めていくと、唯一空いているのがCB(センターバック)であることからも、この仮説には一定の説得力があります。ただし、沖縄代表は聖蹟に5-1で敗れており、「十傑なのにあっさり負けすぎでは?」という反論もあるため、“最有力だけど決定打に欠ける説”とも言えます。
有力候補②:黒夜光説(振り向くな君は)
同じ作者の前作『振り向くな君は』に登場する仁多花高校のエース・黒夜光が十傑の1人なのではないか、というロマンあふれる説も根強く支持されています。黒夜は作中でも「犬童より強い」とまで言われる規格外のストライカーであり、もし『DAYS』と同一世界線なら十傑入りしていても不思議ではありません。
黒夜光説が推される理由をまとめると、次のようになります。
- 犬童クラス以上と評される実力を持つ“前作最強キャラ”であること
- 作者の前作主人公格を「最後の一人」として配置するのはファンサービスとしても美しい
- 十傑の“外側”、つまり作中に直接出てこない場所に10人目を置くことで、想像の余地を残せる
とはいえ黒夜は『DAYS』本編には登場しておらず、あくまで“if”の仮説。公式に明言されたわけではないため、「ありそうだけど、確定はしない」夢のある候補と言えるでしょう。
有力候補③:CB森園説
作中で名前だけ登場する「森園」というセンターバックが10人目なのでは、という説も有力です。物語の中でほとんど出番がないにもかかわらず、わざわざポジション付きで名前が出てくることから、「十傑候補として用意されていたのでは?」と推測されています。
特に、「十傑でないなら、なぜ今後一切使わない名前を出したのか」というファンの疑問は鋭く、作者が伏線として置いていた可能性も否定できません。ただし、森園のプレーが具体的に描かれないまま完結したため、真相は依然として謎のままです。
海外・ユース・途中敗退説
もう少しメタな視点の考察として、「10人目は既に海外ユースやJクラブのユースに所属しており、全国大会には出てこない」「序盤で敗退したチームのCBだった」といった説もあります。
十傑は“高校サッカー界全体”から選ばれているはずなので、全国大会に出てこない地方の強豪や、クラブユースで名を馳せるCBが10人目だった可能性も十分考えられます。実際に作中でも「いつの間にか敗れていた十傑候補」のようなニュアンスの描写があり、あえて映さないことで「外の世界の強さ」を匂わせているとも解釈できます。
十傑強さランキングTOP3!最強は誰?

十傑メンバーはいずれも怪物級の実力を持っているため、「誰が一番強いのか?」という議論はファンの間で今も続いています。ここでは、作中描写やポジション、チームへの影響力などを踏まえたうえで、あくまで一つの考察としてTOP3を整理してみます。
3位:怪物と呼ばれる水樹寿人
第3位は聖蹟のエース・水樹寿人。高校からサッカーを始めたとは思えない爆発力と、試合中にさえ成長していく“バグじみた伸びしろ”は、まさに怪物そのものです。
フィジカルとメンタルの強さ、チームを鼓舞するキャプテンシー、そして「努力する怪物」という物語上の役割まで含めると、十傑の中でも非常に特別な存在と言えるでしょう。
2位:総合力の犬童かおる
第2位は桜木の司令塔・犬童かおる。特定の一芸で押し切るタイプではなく、視野・フィジカル・パスセンス・ゲームメイク力といった“MFに求められる全要素”を高いレベルで揃えた、まさに現代サッカーの理想像のような選手です。
全国大会での2ゴール2アシストなど、スタッツ面でのインパクトも十分。チーム全体のクオリティを底上げするタイプの選手で、純粋な“試合支配力”で見れば、十傑の中でもトップクラスと言えます。
1位:神の左足を持つ碇屋良介
そして多くのファンが「最強」と認めるのが、梁山の10番・碇屋良介。日本代表の各年代で選ばれ続けてきた実績、聖蹟戦でのハットトリック、そして「日本の至宝」とまで呼ばれる才能は、まさに別格です。
- ボールタッチ・視野・決定力・創造性のすべてがトップクラス
- 相庭や風間といった天才たちからも“本物”と認められている
- チーム戦術の中核でありながら個人でも試合を決められる
こうした要素を総合すると、碇屋を十傑最強と見るのが妥当だと考えられます。
十傑のその後とプロ進路一覧

物語終盤~最終回、そして公式ガイドやインタビュー等では、十傑メンバーのプロ入り後の進路も一部明かされています。高校サッカーファン的には、Jリーグのどのクラブに進んだのかも気になるところですよね。
鹿島アントラーズに入団した水樹寿人と平源一郎
エースの水樹寿人と、青函の司令塔・平源一郎は、そろってJリーグ屈指の名門・鹿島アントラーズへの加入が決まっています。
鹿島は国内タイトルを数多く獲得してきたトップクラブであり、その環境に飛び込むというだけでも、水樹と平がいかに高く評価されているかが分かります。高校からプロに直行する水樹、トップ下として完成度の高い平――この“鹿島十傑コンビ”がプロの舞台でどんな化学反応を起こすのか、ファンの妄想は尽きません。
横浜F・マリノスに進んだ碇屋良介
「日本の至宝」碇屋は、横浜F・マリノス(作中では“横浜マリノス”と表記されることも)への加入が示唆されています。
テクニカルな選手が多く集まる攻撃的なクラブと、碇屋の華麗かつ予測不能なプレースタイルの相性は抜群。将来的に日本代表の10番を背負う姿も、十分に想像できる進路と言えるでしょう。
進路が明かされていない十傑メンバー
一方で、砂山や相庭といった一部メンバーについては、具体的なクラブ名まで描かれていないケースもあります。考察系のまとめでは、
- 犬童かおる:札幌のクラブ(北海道コンサドーレ札幌?)
- 保科拓己:大阪のクラブ(ガンバ大阪?)
- 高木マルコ:大阪のクラブ
- 砂山朝一・相庭未蘭:クラブ名は不明
といった形で整理されることが多く、「どこに行ったのか想像する余地」をあえて残しているようにも見えます。
DAYSに関するよくある質問

ここからは、十傑最後の一人を中心に、『DAYS』読者の間で特に多い疑問をQ&A形式で整理していきます。
十傑最後の一人は結局誰なんですか?
結論から言うと、「公式には明かされていない」が答えです。作中でも最終回でも10人目の名前は出ておらず、作者からも明言はされていません。
本文中で述べたように、沖縄代表のCB説・黒夜光説・森園説などがファンの間では有力候補として語られていますが、どれも“確定情報”ではなく、読者側の考察にとどまっています。
なぜ作者は10人目を明かさなかったのですか?
公式な理由は明かされていませんが、いくつか考えられる意図があります。
- 作品が終わった後もファンが考察を続けられる「余白」を残したかった
- 「高校サッカー界は広く、作中で描かれていない怪物もいる」というリアリティの演出
- 同一世界線の別作品やスピンオフで回収する余地をキープするため
十傑10人目をあえて“永遠の謎”として残すことで、『DAYS』という作品が完結後も語られ続ける仕掛けになっているとも言えます。
黒夜光がDAYSに登場する可能性はありますか?
残念ながら、黒夜光が『DAYS』本編に直接登場することはありませんでした。ただし、同じ作者・同じサッカーもの・犬童とのつながりなどを考えると、「同一世界線でどこかに存在している」可能性は十分に示唆されています。
もし今後スピンオフや続編が描かれるなら、「十傑最後の一人=黒夜光」という展開は、ファンにとってこれ以上ないご褒美になるでしょう。
10人目の能力やポジションはどうなっていますか?
ポジションについては、既に埋まっているポジションとの兼ね合いから「CB(センターバック)」説が最も有力視されています。十傑の中にはトップ下、SB、GK、FWなどあらゆるポジションの怪物が揃っているため、残る“穴”を埋める存在としてCBが綺麗にハマる形です。
能力については完全に想像の域を出ませんが、「守備範囲が広く、読みが鋭く、空中戦に強い“最後の砦”タイプのDF」像を思い浮かべるファンが多い印象です。
続編で十傑最後の一人が登場する可能性はありますか?
現時点では正式な続編や“十傑スピンオフ”の発表はありません。ただし、前作『振り向くな君は』のキャラが『DAYS』に逆輸入されていることを考えると、世界線を共有した新作や読み切りの中で、十傑最後の一人が回収される可能性は十分にあり得ます。
むしろ、今明かしてしまうよりも、数年後に「実はあのキャラが十傑の10人目でした」とサプライズ的に回収する方が盛り上がる――そんな“未来の楽しみ”として取ってあるのかもしれません。
【DAYS】十傑最後の一人の正体まとめ

『DAYS』の十傑は、水樹寿人・犬童かおる・平源一郎・加藤一彦・高木マルコ・砂山朝一・保科拓己・相庭未蘭・碇屋良介という9人が明示され、残る1枠は最後まで語られないまま終わりました。
10人目の候補としては、「沖縄代表のCB」「黒夜光」「CB森園」、あるいは「海外・ユース所属のCB」など、さまざまな説が存在しますが、どれも決定的な証拠はなく、公式の答えも出ていません。だからこそ、十傑最後の一人は今もファンの想像を掻き立て続ける“永遠の謎”として生き続けているのです。
十傑という存在は、高校サッカーの頂点を象徴すると同時に、つくし達の「目指すべき未来」を形にしたものでもあります。プロの世界に歩み出した彼らと、まだ名前も姿も見えない“最後の一人”。この続きは、読者一人ひとりの中で紡がれる物語なのかもしれません。
ゼンシーア 
