「よっぴー」の愛称で親しまれ、『ぼっち・ざ・ろっく!』の後藤ひとり役で一躍人気声優となった青山吉能さん。社会現象を巻き起こした彼女の魂の演技は、どのような学歴と経歴から生まれたのでしょうか。実は大学名は非公開ながら、熊本の名門校出身で、国体出場歴を持つスキーアスリート、そして厳格な父親の元で育った努力家という意外な素顔が。小学5年生で声優を志してから『Wake Up, Girls!』のリーダーを経て、トップ声優へと駆け上がった彼女の知られざる軌跡を徹底解説します。
青山吉能のプロフィール

「よっぴー」の愛称で親しまれ、今やアニメ界でその名を知らない者はいないほどの人気声優、青山吉能さん。彼女の魅力は、社会現象ともなった『ぼっち・ざ・ろっく!』での「後藤ひとり」役で見せた魂の演技に留まりません。その確かな実力とユニークなキャラクターは、どのような経歴から形作られたのでしょうか。まずは、彼女の輝かしいキャリアの原点と、ブレイクのきっかけを紐解いていきましょう。
熊本県出身の人気声優・歌手として活躍中
青山吉能さんは、1996年5月15日生まれ、熊本県出身の声優・歌手です。所属事務所はヴィムス。愛称の「よっぴー」は、彼女の親しみやすい人柄と、ファンとの近い距離感を象徴しています。声優としての活動はもちろんのこと、彼女のキャリアの原点である『Wake Up, Girls!』でのユニット活動や、最近では『ぼっち・ざ・ろっく!』の「結束バンド」での音楽活動など、歌手としても非凡な才能を発揮しています。その透き通るような歌声と、キャラクターの心情を乗せた表現力は、多くのファンを魅了し続けています。
『ぼっち・ざ・ろっく!』後藤ひとり役で一躍有名に
青山吉能さんの名を一躍世に知らしめたのは、間違いなく2022年に放送されたアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』の主人公・後藤ひとり役でしょう。「陰キャ」な主人公が抱える葛藤、不安、そして内に秘めたロックへの情熱を、叫び声や息遣い、見事な「陰キャボイス」で完璧に表現。そのリアルすぎる演技は「後藤ひとりの魂そのもの」「もはや演技を超えている」と国内外で絶賛されました。この役での大ブレイクにより、彼女は実力派声優としての地位を不動のものとし、今後の活躍が最も期待される声優の一人となりました。
『Wake Up, Girls!』七瀬佳乃役でデビュー
彼女のキャリアのスタートは、2012年に行われた『avex×81produce Wake Up, Girls! AUDITION』です。当時まだ高校生だった彼女は、約2,000名の応募者の中から見事合格を果たしました。そして2014年、アニメ『Wake Up, Girls!』のメインキャラクターであり、ユニットのリーダーでもある七瀬佳乃(ななせ よしの)役で声優デビュー。同名の声優ユニット「Wake Up, Girls!」(WUG)のリーダーとしても、約5年間にわたり精力的に活動しました。このWUGでの経験が、彼女のパフォーマンススキルと声優としての基盤を築き上げたことは間違いありません。
青山吉能の大学は非公開!

青山吉能さんの輝かしい経歴を知ると、次に気になるのは「どこの大学に通っていたのか?」という点ですよね。特に『ぼっち・ざ・ろっく!』での知的な(?)演技や、トークで見せるワードセンスから、彼女の学歴に興味を持つファンは多いはずです。しかし、結論から言うと、青山吉能さんが通っていた大学名は公表されていません。
ただし、彼女がなぜ大学に進学したのか、どのような学生生活を送っていたのかについては、本人の口から断片的に語られています。その情報から、彼女の大学時代と声優活動への情熱が見えてきます。
親の指定する大学への進学が上京の絶対条件だった
青山吉能さんが大学進学を選んだ背景には、彼女の厳格な家庭環境、特に父親の存在が大きく関わっています。彼女は高校時代に『Wake Up, Girls!』のオーディションに合格し、声優としての道を歩み始めましたが、活動拠点は東京。一方、彼女は熊本在住の高校生でした。本格的に声優活動を行うためには上京が不可欠でしたが、父親から「上京するなら、親が指定する大学に進学すること」という絶対条件を出されたそうです。当時、彼女自身は大学進学よりも声優活動に専念したい気持ちがあったようですが、上京して夢を追うために、この条件を受け入れ、大学受験に臨むことを決意しました。
東京都内の私立大学に通っていた可能性が高い理由
前述の通り、大学名は非公開です。しかし、いくつかの情報から「東京都内の私立大学」に通っていた可能性が極めて高いと考えられます。 その理由は以下の通りです。
- 上京が目的だった点: 父親からの条件が「大学進学=上京」であったため、キャンパスが東京都内にある大学であることは確実視されています。
- 声優活動との両立: 彼女は大学在学中も『Wake Up, Girls!』のリーダーとして、ライブやイベント、レコーディングなど多忙な日々を送っていました。こうした芸能活動と学業を両立させるためには、比較的自由度が高く、融通の利きやすい私立大学であったと推測するのが自然です。
ファンの間では様々な大学名が憶測されていますが、いずれも確証はなく、本人が公表しない限り特定は不可能です。彼女が学業と仕事を両立させた事実こそが重要と言えるでしょう。
大学時代はゲーム三昧の日々とアニメ出演の両立
青山吉能さんは、自身のラジオやインタビューで大学時代を振り返り、「ゲーム三昧だった」と公言しています。特にオンラインゲーム『ファイナルファンタジーXIV (FF14)』にどっぷりとハマり、一時は学業がおろそかになりかけたほどだったとか。声優としての多忙な活動に加え、学業、さらには膨大な時間を要求されるオンラインゲームを並行していたというのですから驚きです。このエピソードからは、一度ハマると徹底的にやり込む彼女の凝り性な一面と、多忙な中でも自分の「好き」を追求するエネルギッシュな姿が伺えます。まさに「ぼっちちゃん」とは違う意味でのタフさを持っていたようです。
2019年に留年せず4年間で無事卒業
ゲームに熱中し、声優活動も多忙を極めた大学生活。ファンからは「留年しているのでは?」と心配されることもあったようですが、青山吉能さんは2019年春に、見事4年間で大学を卒業したことを報告しています。あれだけの過密スケジュールをこなしながら、留年せずにストレートで卒業を果たしたことは、彼女の真面目さと要領の良さ、そして何より「やると決めたことはやり遂げる」という強い意志の表れです。声優の夢を追うために受け入れた大学進学という条件を、彼女は完璧にクリアしてみせたのです。
青山吉能の大学以前の学歴:出身高校は文徳高等学校

青山吉能さんの才能の片鱗は、大学進学以前、多感な高校時代からすでに輝きを放っていました。彼女が通っていたとされるのは、熊本県熊本市にある私立の文徳高等学校です。この学校はスポーツの強豪校としても知られており、彼女の意外な経歴もこの高校時代に培われました。彼女の「青春」が詰まった高校時代を深掘りしてみましょう。
スキーのジャイアントスラロームで国体に出場した実力
『ぼっち・ざ・ろっく!』の後藤ひとりのイメージからは想像もつかないかもしれませんが、青山吉能さんは国体に出場するほどのガチなスキーアスリートでした。文徳高等学校在学中、彼女はアルペンスキーのジャイアントスラローム(大回転)競技で、熊本県代表として国民体育大会(国体)冬季大会に出場した実績を持っています。インドア派なイメージや、後藤ひとりの運動音痴なキャラクターとは真逆の、驚くべき運動神経の持ち主であることがわかります。このフィジカルの強さが、過酷なライブパフォーマンスを支える基盤の一つになっているのかもしれません。
コーラス部で培った歌唱力が現在の活動に活きている
アスリートとしての一面を持つ一方、彼女は文化部であるコーラス部にも所属していました。これは小中学校時代からの継続であり、彼女の音楽的才能のルーツと言える場所です。文徳高校のコーラス部は、コンクールでも実績を残す強豪だったようです。ここで培われた発声技術と豊かな表現力は、間違いなく『Wake Up, Girls!』のリーダーとしてのパフォーマンスや、『結束バンド』で見せる後藤ひとりのエモーショナルな歌声に直結しています。彼女の歌声が持つ「人を惹きつける力」は、この長年のコーラス経験によって磨き上げられたものなのです。
高校時代から数々の声優オーディションに挑戦していた
運動と音楽、文武両道とも言える高校生活を送りながらも、青山吉能さんの胸には「声優になる」という確固たる夢がありました。彼女は高校時代から、その夢を実現するために行動を起こします。様々な声優オーディションに履歴書を送り、挑戦を続けていました。そして高校2年生の時、ついに『avex×81produce Wake Up, Girls! AUDITION』でチャンスを掴み取ります。夢への情熱を行動力に移し、見事に合格を勝ち取ったこの経験が、彼女の運命を大きく変える転機となりました。
青山吉能の出身中学・小学校は熊本大学教育学部附属

青山吉能さんの知性や品性を感じさせる言動は、彼女が受けた教育環境にもルーツがあるのかもしれません。彼女が通っていたとされる出身小学校・中学校は、地元熊本県でも屈指の名門校、熊本大学教育学部附属小学校・中学校です。国立大学の附属校であり、優秀な生徒が集まる進学校として知られています。彼女の基礎学力や知的好奇心は、この環境で育まれた可能性が高いです。
熊本県内トップクラスの名門校で内部進学
熊本大学教育学部附属小学校・中学校は、熊本県内においてトップクラスの学力レベルを誇る学校です。多くの場合、小学校から中学校へは内部進学となります。青山吉能さんも、このエリートコースとも言える環境で学んできました。彼女がトークなどで見せる地頭の良さや、的確な言葉選びのセンスは、こうしたハイレベルな教育環境で培われた知性がベースにあるのかもしれません。彼女の多才さは、学業の面でも発揮されていたことが伺えます。
小中学校時代は休みがほとんどないコーラス部の練習漬け
彼女の学生生活は、勉強だけでなく部活動にも捧げられていました。小中学校時代、彼女は一貫してコーラス部に所属。このコーラス部が非常に厳しく、本人が「休みは年間3日くらいしかなかった」と語るほどの練習漬けの日々だったそうです。このストイックな環境で、基礎的な歌唱力はもちろん、目標に向かって努力し続ける忍耐力や協調性を徹底的に鍛え上げられました。この過酷とも言える経験が、後の声優活動や『WUG』のリーダーとしての重責を全うする上での、強靭な精神力の礎となったことは想像に難くありません。
小学5年生で『涼宮ハルヒの憂鬱』を見て声優を志す
そんな勉強とコーラスに明け暮れていた小学5年生の時、青山吉能さんの運命を変える作品と出会います。それが、京都アニメーション制作の大ヒットアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』です。彼女は、主人公・涼宮ハルヒを演じた平野綾さんの存在に衝撃を受けます。キャラクターとしての演技だけでなく、歌やダンス、ラジオパーソナリティなど、声優という枠を超えてマルチに活躍する姿に強く憧れ、「私もこんな風になりたい」と、声優を志すことを決意しました。この出会いがなければ、今の青山吉能は存在しなかったかもしれない、まさに彼女の「原点」と言える出来事です。
青山吉能の大学や学歴に関するよくある質問

青山吉能さんの大学や学歴について深掘りしてきましたが、ファンが気になるのはそれだけではありませんよね。ここでは、彼女のプライベートな側面や、声優としての魅力について、よくある質問をQ&A形式でまとめてお答えします!
青山吉能は結婚してる?彼氏はいるの?
『ぼっち・ざ・ろっく!』での大ブレイク以降、彼女のプライベートに関心を持つファンも急増しています。結論から言うと、2025年10月現在、青山吉能さんが結婚している、あるいは特定の彼氏がいるといった公表された事実は一切ありません。 もちろん、プライベートなことなので公表していないだけかもしれませんが、現在は声優・アーティストとしての活動に全力を注いでいる時期だと思われます。人気声優の熱愛や結婚は常に注目の的ですが、ファンとしては憶測に惑わされず、彼女の公式な発表を待つ(あるいは、温かく見守る)のが一番です。今は彼女の活躍そのものを全力で応援しましょう!
青山吉能は本名で活動しているの?名前の由来は?
「青山吉能(あおやま よしの)」という名前は、本名です。「吉能(よしの)」という名前は少し珍しく、印象に残りますよね。この名前の由来については、彼女自身が語ったところによると、「吉(よ)く能(あた)う」、つまり「何でもうまくできる、才能がある」といった意味が込められているそうです。名前負けしないように、というプレッシャーもあったかもしれませんが、現在の彼女の多才な活躍ぶりは、まさにこの名前に込められた願いを体現しているかのようです。素敵な名前ですよね。
青山吉能の身長や血液型などの基本プロフィールは?
彼女の基本的なプロフィール情報もチェックしておきましょう。これを知っておくと、ラジオやイベントでのトークがより一層楽しめますよ。
- 生年月日: 1996年5月15日
- 出身地: 熊本県
- 身長: 159.5cm (本人は「ほぼ160cm」と主張することも)
- 血液型: O型
- 所属事務所: ヴィムス (VIMS)
- 特技: スキー (国体出場経験あり)、書道 (毛筆・硬筆ともに特待生)
- 趣味: ゲーム (特にFF14)、飲酒 (日本酒好きを公言)、ギター
特技の書道は、彼女のSNSなどで時折披露される達筆な文字にも表れています。多趣味で多才なところも彼女の大きな魅力です。
青山吉能が声優になれた理由や成功の秘訣は?
彼女が『ぼっち・ざ・ろっく!』で大成功を収め、人気声優となれた理由は一つではありません。まず、『Wake Up, Girls!』での約5年間にわたる活動で培われた、確かな演技力、歌唱力、そしてリーダーとしての精神的な強さが基盤にあります。さらに、彼女自身が持つ人見知りな側面や内向的な部分が、「後藤ひとり」というキャラクターと奇跡的なシンクロを見せ、唯一無二のリアルな演技に繋がりました。そして何より、小学5年生で夢を抱いてから、厳しい環境や試練を乗り越えて夢を掴み取った「諦めない情熱」と「継続した努力」こそが、彼女の最大の成功の秘訣と言えるでしょう。
青山吉能の大学・学歴から現在までの経歴まとめ

今回は、人気声優・青山吉能さんの「大学」というキーワードを軸に、彼女の輝かしい学歴と、夢を掴むまでの経歴を深掘りしてきました。
残念ながら大学名は非公開でしたが、その進学の背景には「声優活動のための上京」という強い意志と、厳格な父親との約束がありました。そして、熊本大学教育学部附属という名門小中学校での学び、文徳高等学校でのスキー国体出場やコーラス部での活躍、そして大学と声優活動を見事に両立させた4年間。彼女の経歴は、まさに「文武両道」と「夢への執念」の結晶です。
『ぼっち・ざ・ろっく!』での後藤ひとり役という「当たり役」との出会いは、決して偶然ではありません。彼女が小中学校時代から培ってきた表現力、高校・大学時代に乗り越えてきた試練と努力、その全てが結実した必然だったと言えるでしょう。
確かな学歴と知性、アスリート並みのフィジカル、そして誰にも真似できない魂の演技。全てを兼ね備えた青山吉能さんが、これから先、私たちアニメファンにどんな「伝説」を見せてくれるのか。彼女のさらなる飛躍から、ますます目が離せません!
ゼンシーア
