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2024年1月から3月まで放送されたフジテレビ系列ドラマ『院内警察』は、桐谷健太と瀬戸康史のW主演で話題を集めた医療サスペンスです。病院内に設置された「院内交番」を舞台に、元刑事の武良井治と天才外科医の榊原俊介が織りなす緊迫のストーリーが視聴者を魅了しました。放送終了後も「見逃した回を確認したい」「伏線の意味を知りたい」という声が多数寄せられています。この記事では、第1話から最終回まで全11話のネタバレを完全網羅。さらに原作漫画との4つの違いや、見逃せない重要な伏線回収についても徹底解説します。美咲の死の真相、榊原の過去、そして衝撃の最終回まで、『院内警察』の全てがわかる完全版ガイドです。
院内警察最終回まで全話ネタバレ

2024年1月から3月まで放送されたフジテレビ系列金曜ドラマ『院内警察』は、桐谷健太と瀬戸康史のW主演で話題を集めた医療サスペンスです。病院内に設置された院内交番を舞台に、元刑事の武良井治と天才外科医の榊原俊介が織りなす緊迫のストーリーが展開されました。ここでは第1話から最終回まで、全11話のネタバレを一挙にご紹介します。
第1話
元警視庁捜査一課の刑事・武良井治は、阿栖暮総合病院の院内交番に配属されていました。新たに事務員として川本響子が加わりますが、彼女は「3K交番」と呼ばれる院内交番への配属にショックを受けます。一方、ドイツから帰国した天才外科医・榊原俊介が難手術を成功させて注目を集めていました。武良井は入院患者の妻を心配する山際修平の騒動や、手術を拒否する少女・美紀の問題を解決していきます。武良井は500人の患者データを頭に入れており、その洞察力で榊原が自分の手術実績のために患者の検査を長引かせていたことを見抜くのでした。
第2話
院内で幽霊騒動が発生し、国会議員の岩井幸吉が入院してきます。岩井は炎上を避けるための仮病入院でしたが、外科医の上條萌子が弓部大動脈瘤を発見します。執刀医は榊原が担当する予定でしたが、岩井は自分の病気を見つけてくれた上條に手術を依頼しました。武良井は幽霊の正体が夜な夜な手術の練習をしていた上條だったことを突き止めます。上條の執刀による岩井の手術は無事成功し、それを知った榊原は悔しそうな表情を見せました。この回で、榊原が他の医師から13件もの心臓手術を奪っていることが明らかになります。
第3話
看護師の白石日向がストーカー被害に遭っていることが発覚します。武良井は病院内に盗聴器が仕掛けられていることを突き止め、犯人をおびき出すために大掛かりな罠を仕掛けました。犯人は清掃員の村松で、日向への異常な執着心から犯行に及んでいたのです。事件解決後、日向は武良井に「榊原先生の手術で患者が亡くなったこと」について話します。この言葉が、物語の核心である過去の医療事故への伏線となっていきます。榊原の完璧に見える外科医としての経歴に、何か隠された秘密があることが示唆される重要な回でした。
第4話
半年前に病院を辞めた循環器内科医・前川大樹の存在が明らかになります。前川は有名コメンテーター・乾井卓が亡くなった事件に関わっていました。乾井は手術後に容体が急変し亡くなりましたが、カルテには不自然な点が多数ありました。武良井は医療安全管理委員会に乗り込み、前川を呼んで真相を語らせます。乾井の死因は心筋梗塞ではなく肺塞栓でしたが、病院側は隠蔽していたのです。榊原は「すべて病院のためです」と淡々と語り、武良井は院長に前川の復帰と病院の全情報へのアクセス権を要求しました。
第5話
武良井の過去が明かされます。2019年、武良井は看護師の夏目美咲と出会い恋人同士になりましたが、2023年に美咲は胃がんステージⅣと診断されました。美咲は抗がん剤の新薬治験に参加しましたが、2ヶ月後に間質性肺炎を発症して亡くなってしまいます。その治験責任医師が榊原だったのです。武良井が院内交番に勤務する本当の理由は、美咲の死の真相を探るためでした。榊原は当時カテーテル検査でDダイマーの検体取り違えがあったことを認め、前川は病院に復帰します。武良井は美咲の死に榊原が関係していると確信し、内部から真相を暴こうと決意するのでした。
第6話
院内で連続窃盗事件が発生します。医療機器メーカーの浅田が持っていた紙袋が盗まれますが、その中には外科部長の倉田への賄賂が入っていました。武良井は榊原がわざと倉田の罪を暴くように仕組んだことを見抜きます。倉田は懲戒解雇となり、榊原が新たな外科部長に就任しました。この回で榊原の過去が明かされます。15年前、榊原の妹・希はHLHS(左心低形成症候群)で阿栖暮総合病院に緊急搬送されましたが、当時の倉田医師は自分の患者の手術を優先させたため、希は亡くなってしまったのです。そして現在、同じ病気の14歳の少女・今井結依が入院してきて、榊原は複雑な思いを抱きます。
第7話
武良井は治験患者の中から6人目の間質性肺炎患者が出たことを知り、榊原に詰め寄ります。しかし榊原は「過去にとらわれ過ぎではないですか。夏目美咲さんは帰ってこない」と冷たく突き放しました。一方、HLHS で入院中の結依は、親しくしていた清宮松雄の死にショックを受けます。榊原は15年前に妹の希を同じ病気で失った記憶がフラッシュバックし、「大丈夫だ。俺が治す」と結依に約束します。この回では榊原の人間的な一面が垣間見え、完璧な外科医の仮面の下に隠された深い悲しみと強い使命感が描かれました。武良井と榊原、それぞれが大切な人を失った痛みを抱えていることが明らかになります。
第8話
武良井は病院と製薬会社の取次役をしている医師の不倫写真を入手し、治験情報と交換する取引を持ちかけます。一方、川本の高校の同級生・曽根崎茉莉が摂食障害で入院していました。武良井は茉莉が処方されていない薬を大量摂取していることを突き止めます。総合内科医の田尻賢太郎が生活保護者に睡眠薬を過剰に処方し、反社会勢力に流していた疑いが浮上しました。武良井は犯罪組織の男と接触して証拠を録音しますが、暴行を受けてしまいます。横堀が駆けつけて武良井を救出し、犯人は逮捕されました。田尻は後輩医師が刺された事件以降、他のスタッフを守るために矢面に立っていたことが判明します。そして衝撃の事実が。美咲が服用していたのはプラセボ(偽薬)だったのです。
第9話
美咲が服用していたのはプラセボだったという情報を得て、武良井は自分の調査が無意味だったのかと落胆します。しかし川本は、治験薬で副作用が出た患者のことを調査すべきだと励ましました。武良井は元外科部長の倉田から、治験で亡くなったのは実際には3人だと聞き出します。榊原は院長から結依の手術を中止するよう命じられますが、「必ず成功させる」と押し切りました。榊原にとって結依の手術は、妹の希を救えなかった自分への贖罪の意味もあったのです。手術は成功しましたが、術後に結依がアナフィラキシーショックを起こして亡くなってしまいます。榊原は深い悲しみに沈み、次の手術ではメスを握れなくなってしまいました。武良井は3人目の患者・宮内香織のカルテが改ざんされており、その実行者が榊原だったことを突き止めます。
第10話
武良井は榊原にカルテ改ざんを問い詰めますが、榊原は否定します。改ざんされた時刻、榊原は別の緊急手術をしていたのです。真犯人は麻酔科医の白石葵でした。葵の恋人が治験薬の開発責任者で、葵は恋人のためにカルテを改ざんしていたのです。さらに葵は、美咲がプラセボではなく本物の治験薬を服用していたという真実を明かしました。武良井に嘘の情報を流したのは、製薬会社側が調査を諦めさせるためだったのです。武良井と榊原は厚生労働大臣の岩井に直接データを渡し、病院の隠蔽体質を告発します。治験は中止となりました。そして榊原は武良井を院内交番に呼び、衝撃の事実を告げます。「美咲さんは自殺したんです」と。
第11話
榊原は武良井に、美咲が病院の外階段から転落して亡くなったこと、榊原が緊急手術を行ったが手遅れだったことを伝えます。病院は治験への影響を恐れて隠蔽していました。武良井は監視カメラの映像を調べ直し、美咲が苦しみながら外階段へ向かっていたことを確認します。失意の武良井は退職願を出して病院を去りますが、榊原の白衣が切り裂かれる事件が発生し、榊原の依頼で武良井は復帰します。
武良井は10ヶ月前から続く小さな事件が次第にエスカレートしていることをプロファイリングし、犯人は病院スタッフで榊原に恨みを持つ人物だと推測しました。罠を仕掛けて現れたのは看護師の工藤知子でした。工藤は上司や患者からのストレスに加え、榊原から大勢の前で叱責されたことを恨んでいたのです。
そして美咲の死の真相が明らかになります。工藤が資材室で筋弛緩剤を盗んでいるところを美咲が目撃し、外階段で揉み合いになって美咲が転落してしまったのです。事故だったと主張する工藤に、武良井は怒りを抑えてソファを殴りつけました。榊原は1年間の医業停止処分となり外科部長も解任されますが、武良井は院内交番に残ることを決意します。二人はそれぞれの正義を貫き、新たな一歩を踏み出すのでした。
院内警察の原作漫画との4つの違いを徹底比較

『院内警察』の原作は、酒井義(原作)・林いち(漫画)による『院内警察 アスクレピオスの蛇』で、2021年から『ヤングチャンピオン』で連載されている人気作品です。ドラマ版は原作の世界観を大切にしながらも、独自の解釈やオリジナル要素を加えて制作されました。ここでは原作ファンもドラマファンも気になる、主な4つの違いを詳しく解説していきます。
美咲の死因が原作とドラマで異なる
武良井の恋人・夏目美咲の死の真相は、原作とドラマで最も大きく異なるポイントです。ドラマ版では、美咲が病院の外階段で看護師の工藤知子と筋弛緩剤を巡って揉み合いになり、転落して亡くなったという展開でした。工藤が罪を隠蔽するために事故を装い、病院側も治験への影響を恐れて真実を隠していたのです。
一方、原作漫画では美咲の死因は治験薬の副作用による幻覚が原因ではないかとされています。つまり原作では医療事故の側面が強く、ドラマ版では人為的な事件として描かれているという大きな違いがあります。この変更により、ドラマ版はよりサスペンス色が強まり、犯人探しという要素が加わったことで、視聴者を最後まで引き込む展開となりました。原作ファンからは賛否両論ありましたが、ドラマならではの緊張感あふれる結末として評価する声も多く聞かれます。
榊原の表情や性格描写の違い
天才外科医・榊原俊介のキャラクター造形も、原作とドラマで異なっています。原作の榊原は比較的表情豊かで、感情の起伏がわかりやすく描かれているのに対し、ドラマ版の榊原を演じた瀬戸康史は「無表情を心がけた」と語っています。監督との話し合いで、何を考えているか分からないような表情で演じることを意識したそうです。
このアプローチにより、ドラマ版の榊原は企んでいるように見えたり、悔しがっているように見えたりと、視聴者がさまざまな想像を巡らせることができる魅力的なキャラクターとなりました。原作では榊原の内面がある程度読み取れるのに対し、ドラマ版では最後まで真意が掴めない謎めいた存在として描かれています。特に結依の手術後にメスを握れなくなったシーンや、武良井と対峙するシーンでの瀬戸康史の演技は、原作とは異なる深みと緊張感を生み出していました。この解釈の違いが、ドラマ版独自の魅力となっています。
ドラマはオリジナル結末で完結
原作漫画は2024年まで連載が続いていたため、ドラマ版は完全オリジナルの結末を迎えました。原作では武良井と榊原の因縁や病院の闇がまだ続いているのに対し、ドラマ版は全11話で美咲の死の真相、工藤知子の犯行、榊原の過去と贖罪、そして二人の和解まで描き切っています。
原作では治験の問題や病院の隠蔽体質がより複雑に絡み合っていますが、ドラマ版は限られた話数の中で、美咲の死を軸にストーリーを集約させました。榊原が医業停止処分を受けながらも前を向いて歩き出すラストシーンや、武良井が院内交番に残る決意をする結末は、ドラマオリジナルの展開です。原作ファンの中には続きが気になるという声もありますが、ドラマとしては一つの完結した物語として高く評価されています。オリジナル要素を加えることで、原作を知っている視聴者も新鮮な気持ちで楽しめる作品となりました。
ドラマ独自の工藤知子というキャラクター
最終回で美咲の死に関わる重要人物として登場した看護師・工藤知子は、ドラマオリジナルのキャラクターです。工藤は第1話から登場しており、上司や患者からのストレスに苦しみ、榊原から叱責されたことを恨んでいた人物として描かれました。小さないたずらから始まり、次第にエスカレートしていく犯行は、病院という閉鎖空間で抑圧された感情が爆発する様を象徴していました。
原作には工藤というキャラクターは登場せず、美咲の死の経緯も異なります。ドラマ版で工藤を登場させたことにより、第1話から最終回まで張り巡らされた伏線が見事に回収される展開となりました。視聴者の多くは工藤が犯人だと予想しておらず、意外性のある結末として話題になりました。また工藤の存在は、医療現場で働く人々が抱えるストレスや孤独感というテーマを浮き彫りにし、ドラマに深みを与える役割も果たしています。
院内警察の伏線回収と見逃せない重要シーン

『院内警察』は単なる1話完結型のドラマではなく、第1話から最終回まで緻密に計算された伏線が張り巡らされていました。何気ないシーンや登場人物の言動が、実は重要な意味を持っていたという驚きの展開が視聴者を魅了しました。ここでは見逃せない5つの重要な伏線回収と、その意味について詳しく解説していきます。
第1話に登場した工藤知子が最終回の犯人だった
最も衝撃的な伏線回収が、第1話から登場していた看護師・工藤知子が美咲の死に関わる犯人だったという事実です。工藤は物語の序盤から度々登場していましたが、特に目立つ存在ではありませんでした。しかし注意深く見返すと、工藤が上司や患者から厳しく当たられるシーンや、榊原から大勢の前で叱責されて傷ついた表情を見せるシーンが描かれています。
瀬戸康史が「最終回に向けての伏線を第1話の時点で撮影していた」と明かしていたのは、まさにこの工藤のシーンのことでした。10ヶ月前から続く連続事件の犯人が工藤だったという展開は、視聴者の予想を裏切る見事な伏線回収となりました。第1話から最終回まで通して見返すと、工藤の心の闇が少しずつ深まっていく様子が丁寧に描かれていたことに気づきます。病院という閉鎖空間で抑圧され続けた感情が、最終的に取り返しのつかない事件へと発展してしまったのです。
榊原が倉田を陥れた真の理由は妹の死
第6話で明らかになった榊原の過去は、物語全体を貫く重要な伏線でした。15年前、榊原の妹・希はHLHS(左心低形成症候群)で阿栖暮総合病院に緊急搬送されましたが、当時の外科医・倉田は自分の患者の手術を優先させたため、希は亡くなってしまったのです。この事実が明らかになることで、榊原が心臓手術にこだわる理由、そして倉田を外科部長の座から引きずり降ろそうとした動機が全て繋がりました。
榊原が医療機器メーカーの浅田の賄賂を利用して倉田を懲戒解雇に追い込んだのは、単なる出世欲ではなく、妹の死への復讐だったのです。結依という少女が現れたことで、榊原は妹の面影を重ね、今度こそ救いたいという強い思いに駆られました。しかし結依も救えなかったことで、榊原の心は深く傷つきます。この一連の展開は、榊原という人物が完璧な外科医の仮面の下に、深い悲しみと贖罪の念を抱えていたことを示す重要な伏線回収でした。
武良井の恋人・美咲の日記に隠された手がかり
武良井が美咲の母から託された日記は、物語の核心に迫る重要な手がかりでした。日記には美咲が治験中に体験した不可解な出来事が記されており、武良井はこの日記を何度も読み返しながら真相に近づいていきます。第5話では、治験患者たちが副作用の症状を隠していた可能性を日記から推測しました。治験を中止されたくないという患者たちの切実な思いが、結果的に悲劇を招いてしまったのです。
日記にはまた、美咲が看護師として誇りを持って働いていた様子も記されていました。最終回で明らかになった真実は、美咲が工藤の筋弛緩剤窃盗を見過ごすことができず、看護師としての使命感から工藤を止めようとした結果の事故だったのです。この事実を知った武良井は、美咲が最後まで看護師としての誇りを全うしたことに救われました。日記は単なる手がかりではなく、美咲の人柄や信念を伝える大切な遺品でもあったのです。
治験データ改ざんを行った麻酔科医・葵の動機
第10話で明らかになった白石葵によるカルテ改ざんも、重要な伏線の一つでした。当初、カルテを改ざんしたのは榊原だと思われていましたが、実際には葵が恋人のために行っていたのです。葵の恋人は治験薬「ミラセルゾール」の開発責任者で、葵は恋人の立場を守るために宮内香織のカルテの「間質性肺炎の病変が確認される」という記載を「原疾患による急性呼吸不全」と書き換えていました。
さらに葵は、武良井が美咲の治験内容を調べていることを知った恋人から頼まれて、美咲が服用していたのはプラセボ(偽薬)だという嘘の情報を流していたのです。この二重の嘘により、真相は複雑に隠蔽されていました。葵の行動は愛する人を守りたいという気持ちから来たものでしたが、結果的に多くの患者を危険にさらすことになってしまいました。この伏線回収により、病院内の隠蔽体質と個人の利益が絡み合った複雑な構造が明らかになったのです。
榊原が心臓手術にこだわった理由
物語を通して描かれた榊原の心臓手術へのこだわりは、妹・希の死という過去が全ての原点でした。第2話で上條から心臓手術を奪ったことや、他の医師から13件もの心臓疾患の手術を横取りしていたことは、単なる実績作りではなく、妹を救えなかった自分への贖罪の意味があったのです。榊原は少年時代、希に「将来医者になって病気を治す」と約束していました。
しかし医師になった今も、その約束を果たせなかった罪悪感が榊原を突き動かしていました。結依が現れたとき、榊原は「大丈夫だ。俺が治す」と力強く約束します。この言葉は希に果たせなかった約束を、今度こそ実現したいという強い決意の表れでした。しかし結依も救えなかったことで、榊原はメスを握れなくなってしまいます。この一連の流れは、榊原という人物の深い人間性と、医師としての使命感の源泉を示す重要な伏線回収となりました。最終的に榊原は処分を受けながらも、新たな決意を持って前に進む姿が描かれ、過去の呪縛から少しずつ解放されていく様子が感動的に描かれました。
院内警察に関するよくある質問

『院内警察』を視聴した方、またはこれから視聴しようと考えている方から寄せられる、よくある質問にお答えします。ドラマの基本情報から原作との関係、気になるストーリーの詳細まで、5つの質問をピックアップしました。
院内警察は何話まである?全何話で完結?
『院内警察』は2024年1月12日から3月22日まで、フジテレビ系列の金曜21時枠で放送されました。全11話で完結しています。初回は15分拡大の21時00分から22時13分まで放送され、第2話以降は21時00分から21時58分までの通常放送でした。最終回では美咲の死の真相と工藤知子の犯行が明らかになり、武良井と榊原それぞれが新たな一歩を踏み出す感動的な結末を迎えました。
院内警察の原作漫画はどこで読める?
原作漫画『院内警察 アスクレピオスの蛇』は、酒井義(原作)・林いち(漫画)による作品で、秋田書店の『ヤングチャンピオン』で2021年から連載されていました。単行本は全9巻が発売されており、電子書籍サービスのコミックシーモアなどで読むことができます。ドラマ版はオリジナル要素が多く含まれているため、原作を読むことでまた違った楽しみ方ができます。特に7巻には林いちさんによる「ドラマ見学ルポ」も掲載されており、ドラマファンにもおすすめです。
院内警察の続編はある?
2024年12月現在、『院内警察』の続編制作に関する公式発表はありません。しかし最終回の反響は大きく、SNSでは続編を望む声が多数上がっています。武良井が院内交番に残ることを決意し、榊原も処分後に復帰する可能性が示唆されたことから、続編やスピンオフの可能性はゼロではありません。また原作漫画は全9巻で完結していますが、ドラマオリジナルの展開も多かったため、続編が制作される場合は完全新作ストーリーになる可能性もあります。続報を期待しましょう。
【完全版】院内警察ネタバレ全話のまとめ

『院内警察』は、桐谷健太と瀬戸康史という実力派俳優の共演により、医療ドラマとサスペンスが見事に融合した傑作となりました。元刑事の武良井治と天才外科医の榊原俊介という対照的な二人が、それぞれ大切な人を失った過去を抱えながら、病院内で起こる事件に立ち向かう姿は多くの視聴者の心を掴みました。
第1話から最終回まで、緻密に張り巡らされた伏線と予想を裏切る展開の数々は、毎週金曜日の夜を楽しみにさせてくれました。特に工藤知子が美咲の死に関わる犯人だったという衝撃の結末や、榊原の妹・希を巡る悲しい過去、そして武良井が美咲の真実を知る過程は、視聴者に深い感動を与えました。当初は対立していた武良井と榊原が、お互いの正義を認め合い、共に病院の闇に立ち向かう姿には胸が熱くなります。
原作漫画とは異なるオリジナル要素も多く、ドラマならではの魅力が詰まった作品でした。長濱ねる演じる川本響子の成長や、市村正親演じる横堀の温かい見守りも物語に深みを与えていました。配信サービスでの視聴も可能ですので、見逃した方はぜひ全話通してご覧ください。また原作漫画も完結していますので、ドラマとは違う展開を楽しみたい方にはおすすめです。『院内警察』は、医療現場で働く人々の苦悩と誇り、そして人間の弱さと強さを描いた、心に残る名作となりました。
ゼンシーア