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コスプレを通じて心の距離を縮めていく新菜と海夢の恋物語『その着せ替え人形は恋をする』が、2025年3月についに完結を迎えました。7年間の連載で描かれた2人の成長と恋愛の行方、そして気になる結末はどうなったのか?
この記事では、1巻から最終115話まで全巻のネタバレを完全解説します。さらに2025年7月に掲載された番外編・エピローグで明かされた結婚報告のシーンや、娘・日嘉の登場についても詳しく紹介。打ち切り説の真相や、2025年7月から放送中のアニメ2期の展開予想、そして待望の3期の可能性まで徹底的に掘り下げていきます。
新菜と海夢は本当に結ばれるのか?2人の未来はどうなるのか?着せ恋ファン必見の完全ネタバレ記事で、感動の結末をご確認ください!
着せ恋ネタバレ1巻〜15巻
『その着せ替え人形は恋をする』全15巻のストーリーを、新菜と海夢の関係性の深まりを軸に解説していきます。コスプレを通じて心の距離を縮めていく2人の7年間の物語を、各巻ごとに振り返ってみましょう。
1巻

雛人形の頭師を目指す引っ込み思案な高校生・五条新菜と、オタク系ギャルの喜多川海夢が出会う運命の第1巻。新菜が放課後に雛人形作りに没頭しているところを海夢に見られてしまい、彼女から「コスプレ衣装を作ってほしい」と依頼されます。幼い頃のトラウマから自分の趣味を隠していた新菜でしたが、海夢の屈託のない笑顔と「めっちゃすげーじゃん!」という純粋な称賛に心を動かされ、初めてのコスプレ衣装制作に挑戦することを決意します。
2巻

海夢が参加予定のコスプレイベントまで残り2週間という厳しいスケジュールの中、新菜は必死に衣装制作に取り組みます。しかし祖父が腰を痛めてしまい家業も一人で回さなければならなくなり、心が折れかける新菜。それでも祖父の言葉を思い出し、涙をぬぐいながら再び衣装制作に向き合います。完成した黒江雫の衣装を身にまとった海夢の輝く笑顔を見て、新菜は大きな達成感と喜びを感じるのでした。
3巻

偶然の事故で人気コスプレイヤー・乾紗寿叶(ジュジュ)の裸を見てしまった新菜は、罪滅ぼしとして彼女の衣装制作を引き受けることに。そこへ現れた海夢は、憧れのコスプレイヤーであるジュジュと出会えたことに大興奮します。海夢は「フラワープリンセス烈!!」の合わせコスをしようと提案しますが、ジュジュは「他人とつるむ気はない」と素っ気ない態度。しかしこの出会いが、後に続く大切な友情の始まりとなります。
4巻

ジュジュと海夢の「烈」合わせコスが実現し、撮影は廃墟で行われることに。そこにはジュジュの妹で写真担当の心寿も同行していました。新菜は心寿の表情から「本当はコスプレをしたいのでは」と気づき、彼女に声をかけます。「男装がしたい」という心寿の夢を叶えるため、新菜は衣装調達や胸を隠す方法など様々な課題を解決。完成した男装姿はあまりにも様になっており、心寿自身も新たな可能性に目覚めていきます。
5巻

夏休みに入り、新菜と海夢は新しいコスプレ衣装制作のために渋谷へ。海夢は作務衣しか持っていない新菜のために服選びを手伝いますが、どれも似合いすぎて決められず終わってしまいます。その後、ラノベ「超売れっ子高校生ラノベ作家の俺が毎晩サキュバスに迫られて困っています」のサキュバス・リズのコスプレ衣装を制作。撮影場所として海夢が選んだのは、なんと新菜が初めて足を踏み入れるラブホテルでした。密室で際どい衣装の海夢と2人きりという状況に、新菜の心臓は限界を迎えます。
6巻

水族館で開催されるコスプレイベントに参加した新菜と海夢は、そこで女装コスプレイヤーの姫野あまねと出会います。衣装トラブルで困っていたあまねを助けたことがきっかけで交流が始まり、新菜はコスプレの多様性と奥深さを改めて実感します。後日、3人で胸のパーツを探しにコスプレ専門店を訪れ、コスプレに対する理解と技術をさらに深めていきます。あまねの過去の経験から、好きなことを貫く強さについても学ぶことになります。
7巻

ハロウィンイベントに参加することになった新菜は、カラオケでクラスメイトの菅谷乃羽から海夢と付き合っているのか尋ねられます。動揺して「付き合っていない」と即答してしまった新菜の様子を見て、海夢は少し不機嫌に。文化祭シーズンが近づき、海夢は男装でミスコンに参加することを決めます。「生徒会長はNo.1ホスト」の鴻上麗のコスプレをすることになり、新菜は文化祭準備と並行して衣装制作を開始します。
8巻

文化祭のミスコンに向けて、新菜は海夢を完璧な男性に仕上げるべく試行錯誤を重ねます。ウィッグや衣装、男装用アイテムを駆使した結果、完成した麗様コスは周囲を驚愕させるほどのクオリティに。しかし新菜は海夢に「男らしい振る舞い」が欠けていることに気づき、クラスメイトたちの協力も得て海夢に「男らしさ」のレッスンを実施します。この文化祭を通じて、新菜はクラスメイト全員が良い人たちだったことに気づき、心を開いていきます。
9巻

文化祭を成功させ、新菜との距離も縮まった海夢は充実した日々を送っていました。一眼レフ購入という目標のためにモデルのアルバイトに励む海夢でしたが、マネージャーから「少し太った」と指摘されてしまいます。新菜の作る料理があまりにも美味しくて食べすぎていた自覚があった海夢は、ダイエットを決意。その後無事に一眼レフを購入し、カメラマンとしてイベントに参加した新菜は、そこで美しい日本刀を作る造形師・アキラと出会います。
10巻

人気ホラーゲーム「棺」の大人数での合わせコスプレ企画が始動。海夢はジュジュを誘いますが一度は断られてしまいます。しかし落ち込む心寿の姿を見たジュジュは、気持ちを新たに参加を決意。キャラクター配役や小道具作りの詳細が決まっていく中、新菜は「棺」をクリアして小道具の理解を深めます。メンバーたちは盛り上がっていましたが、アキラだけは一人浮かない様子で、何か心に引っかかるものを抱えているようでした。
11巻

「棺」の合わせ撮影が本格始動。ジュジュは体型が似ていないことから諦めていたブラックロベリアのコスプレについに挑戦します。完成した姿を見た心寿は見惚れ、ジュジュ自身も新たな自信を得ます。その後のタコパで、海夢はアキラに避けられていることを話題に出しますが、実はそれは大きな誤解でした。アキラは海夢を苦手なのではなく、むしろ憧れすぎて近づけなかっただけ。この「こじらせた誤解」が解けたことで、2人の関係も良好になっていきます。
12巻

新菜への告白のタイミングを伺い続ける海夢。クリスマスイブにデートの約束を取り付け、そこで告白しようと決意します。一方、新菜は次のコスプレキャラ「ハニエル」の衣装制作に悩んでいました。神秘的で影のあるキャラクターをどう表現すべきか。海夢のコスプレを最高のものにしたいという思いから、新菜はギリギリまで作り直しを繰り返します。職人としての魂を燃やし、妥協を許さない姿勢で完璧な衣装を目指します。
13巻

ついに迎えたコミケ当日。ハニエルのコスプレで登場した海夢は、その妖艶で不気味な美しさで周囲を熱狂させます。大絶賛を浴びる海夢を見て、新菜は複雑な感情を抱きます。海夢が多くの人にちやほやされる姿を少し離れたところから見つめる新菜の表情は沈んでいました。海夢も新菜の様子がいつもと違うことに気づき、これまで順調だった2人の関係に暗雲が立ち込めます。コミケ後、ぎこちない空気が2人の間に流れ始めます。
14巻

ハニエルのコスプレは大評判となり、ニュースでも話題に。しかし新菜の胸中には海夢に対する複雑な思いが残ったままでした。雛人形の展示イベントに一緒に出かけた2人でしたが、新菜はぎこちない笑顔しか見せられません。「自分が迷惑をかけているのでは」と不安になった海夢が本心を聞こうとすると、新菜はついに胸の内をぶちまけます。その勢いで海夢への好意も告白し、立ち去ろうとする新菜。しかし海夢が彼を捕まえてキスをします。ここでついに2人は両想いとなり、正式な恋人として歩み始めるのでした。
15巻

3学期終了間近、新菜と海夢はついに周囲に交際を報告します。しかしクラスメイトたちは「あれで付き合ってなかったのか」と呆れた様子。2人は修学旅行を控え、3月生まれ同士の誕生日会を兼ねたお花見デートへ。手をつなぎながら恋人らしく過ごそうとする海夢に対し、新菜はまだ少しぎこちない様子で、初々しいカップル感が微笑ましい場面が続きます。高校2年生に進級後、海に行った2人は「やりたいことリスト」を作ろうと提案。「一生かかりそう」と笑う新菜に、海夢は「ずっと一緒にいようね」と満面の笑みで答えます。そして最終115話では時が流れ、新菜と海夢が結婚した未来の姿が描かれます。新菜は立派な頭師として、海夢はモデルとコスプレイヤーとして、それぞれの夢を叶えながら幸せな家庭を築いている姿が描かれ、物語は感動的な結末を迎えるのでした。
着せ恋番外編・エピローグネタバレ
2025年7月4日発売のヤングガンガンNo.14に掲載された番外編とエピローグでは、最終115話では描かれなかった重要なエピソードが補完されました。結婚報告のシーンや娘・日嘉の登場など、ファン待望の「その後の物語」が詳細に描かれています。これらは単行本最終15巻にも収録されており、本編に負けないボリュームと密度で描かれた必読の内容です。
海夢の父・真澄への結婚報告で見せた新菜の真剣な覚悟
番外編では、新菜と海夢が海夢の父・真澄に結婚の挨拶をしに行くシーンが描かれました。いつも通り楽観的で明るい海夢とは対照的に、新菜はひどく緊張している様子。真澄の前で新菜は「親なら不安があって当然だと思います。海夢さんは大切ですから」と真剣に想いを伝えます。この言葉に海夢は顔を真っ赤にして「大好きだって思ったから!」とキスをしてしまい、デレデレになる姿が最高に可愛い。結果として真澄は大喜びで2人の結婚を快諾してくれました。しかしその後、海夢が「結婚したら家事をやる」と宣言すると、新菜と真澄は戦慄することに。海夢の料理は肉オンリーになりがちで、麻婆茄子でもひき肉ドーン!という豪快さ。この愛すべきポンコツぶりも含めて、2人のこれからの生活が楽しみになるエピソードでした。
娘・日嘉(にちか)の登場で完成する五条家の幸せな家族像
エピローグでは、新菜と海夢の間に生まれた娘・日嘉(にちか)が初登場します。見た目は黒髪の小さな海夢といった感じですが、性格は完全に新菜似の引っ込み思案。祖父の真澄に誕生日プレゼントを渡そうと一生懸命手作りしたものの、いざ会う段階になると緊張して帰りたくなってしまう姿は、かつての新菜とそっくりです。その様子を見た海夢が「(そっくり…w)」と笑いをこらえるシーンが微笑ましい。日嘉の話を「うんうん」と優しく丁寧に聞いてあげる新菜は、立派な父親になっており、幸せな家族の姿に胸が温かくなります。曽祖父となった薫おじいちゃんもひ孫の誕生を心から喜んでおり、世代を超えた絆が美しく描かれていました。
思い出の海で家族3人が過ごす特別な時間
エピローグでは、新菜と海夢、そして日嘉の3人で海に行くシーンが描かれています。この海は新菜と海夢が高校時代に「やりたいことリスト」を作ろうと話した思い出の場所。2人だけの特別な思い出の地に、今度は娘の日嘉も一緒に訪れているという事実が、何とも言えないエモさを感じさせます。かつて「ずっと一緒にいようね」と約束した2人の未来が、こうして家族3人の姿として実現していることに、多くのファンが涙を流しました。114話で描かれた海でのシーンと繋がる演出は、物語の円環構造を感じさせる美しい描写となっています。
着せ恋の打ち切り説は本当?

『その着せ替え人形は恋をする』の完結後、一部で「打ち切りだったのでは?」という噂が流れました。終盤の展開がやや駆け足に感じられたことや、描かれなかったエピソードがあったことが理由です。しかし結論から言うと、打ち切りの可能性は限りなく低く、作者の計画通りに完結したと考えられます。ここではその根拠を詳しく解説していきます。
修学旅行編が描かれなかった作者の意図
作中で予告されていた修学旅行編が描かれなかったことが、打ち切り説の大きな要因となりました。しかしこれは打ち切りではなく、作者の意図的な選択だったと考えられます。着せ恋は新菜と海夢の成長と恋愛を描く物語であり、修学旅行という大きなイベントを描かなくても、2人の関係性は十分に完成していました。114話で海に行って「やりたいことリスト」を作るシーンや、告白・キスといった重要な場面は丁寧に描かれており、物語として必要なエピソードは全て描き切られています。修学旅行を描かないという選択は、物語の本質に集中するための判断だったのでしょう。
駆け足展開に見えた終盤も計画通りの完結だった証拠
終盤の展開がやや駆け足に感じられたのは事実ですが、これは打ち切りではなく綿密に計画された構成です。作者の福田晋一先生は最終15巻のあとがきで「連載前に決めた終わりまで全て描き終えることができました」とコメントしており、最初から7年間・全15巻で完結させる計画だったことが分かります。またアニメ化・ドラマ化もされている超人気作品を、編集部が打ち切りにする理由はありません。ハニエル編でのすれ違いと告白、最終話での結婚後の未来という流れは、作品のテーマである「好きなことに真っ直ぐ、夢を叶える」を完璧に描き切った構成でした。
番外編・エピローグで補完される最終話後の充実した日常
打ち切り作品であれば、通常は番外編やエピローグが描かれることはありません。しかし着せ恋は最終話の約3ヶ月後に、充実した内容の番外編とエピローグが掲載されました。結婚報告のシーンや娘・日嘉の登場など、本編に負けないボリュームとクオリティで「その後」が描かれています。これらは最初から予定されていた内容であり、作者が物語を愛情を持って最後まで描き切った証拠です。むしろ最終話を駆け足にすることで、番外編・エピローグでゆっくりと結婚後の日常を描くという構成が計算されていたと考えられます。
スピンオフ「着せ替え人形でchu♡」で続く着せ恋の世界
2025年7月25日には、ちょぼらうにょぽみ先生によるスピンオフ作品「着せ替え人形でchu♡」が発売されました。これは本編とは異なるパラレルワールド的な内容で、新菜がさらに純粋で暴走するギャグ色の強い作品となっています。打ち切り作品にスピンオフが制作されることは稀であり、これも着せ恋が計画的に完結した人気作品である証拠です。本編完結後もアニメ2期の放送、スピンオフの連載と、着せ恋の世界は広がり続けており、作品とファンへの愛情が感じられます。福田先生の「7年間ありがとうございました」というコメントからも、満足のいく形で完結できたことが伝わってきます。
着せ恋に関するよくある質問

『その着せ替え人形は恋をする』について、ファンからよく寄せられる質問とその回答をまとめました。作品を深く楽しむための参考にしてください。
新菜と海夢は最終的に結婚するの?
はい、新菜と海夢は最終的に結婚します。最終115話では、2人が結婚した数年後の姿が描かれており、五条家には結婚式の写真が飾られています。新菜は頭師として、海夢はモデルとして活躍しながら、幸せな家庭を築いています。さらに番外編では海夢の父・真澄への結婚報告のシーンが、エピローグでは2人の娘・日嘉が登場し、完璧なハッピーエンドとなっています。14巻で新菜が告白し、海夢がキスをして正式に恋人となってから、順調に関係を深めて結婚に至りました。
番外編・エピローグはどこで読める?
番外編とエピローグは2025年7月4日発売のヤングガンガンNo.14に掲載されました。また、2025年7月25日発売の単行本最終15巻にも収録されています。電子書籍サービスのコミックシーモアやebookjapanなどでも購入可能で、初回限定の割引クーポンを利用すれば70%オフで読むことができます。番外編では結婚報告のシーン、エピローグでは娘・日嘉の登場が描かれており、本編に負けないボリュームとクオリティなので、着せ恋ファンなら絶対に読むべき必見の内容です。
スピンオフ作品「着せ替え人形でchu♡」とは?
「着せ替え人形でchu♡」は、ちょぼらうにょぽみ先生が描く『その着せ替え人形は恋をする』のスピンオフ作品で、2025年7月25日に単行本が発売されました。本編とは異なるパラレルワールド的な内容で、新菜がさらに純粋で暴走するギャグ色の強い作品となっています。例えば終末論を信じた新菜が鉄塔に住んで自給自足してしまうなど、本編では見られないぶっ飛んだエピソードが楽しめます。本編の世界観を愛しながらも、コメディ要素を全開にした作風で、本編完結後も着せ恋の世界を楽しみたいファンにおすすめの作品です。
着せ恋ネタバレ最終話まで完全解説まとめ

『その着せ替え人形は恋をする』は、コスプレを通じて成長する新菜と海夢の7年間の物語を、見事に描き切った傑作ラブコメでした。全15巻で2人が出会い、心の距離を縮め、恋人となり、そして結婚して家庭を築くまでの過程が丁寧に描かれています。
最終115話では結婚後の幸せな未来が、番外編では結婚報告のシーンが、エピローグでは娘・日嘉の登場が描かれ、完璧なハッピーエンドとなりました。打ち切り説も流れましたが、作者の福田晋一先生が「連載前に決めた終わりまで全て描き終えた」とコメントしている通り、計画的に完結した作品です。
アニメ2期は2025年7月から放送中で、文化祭や棺合わせといった人気エピソードが映像化されます。3期が制作されれば、ハニエルコスと告白シーンという最高の見どころまで描かれる可能性が高く、今後の展開にも大きな期待が持てます。
「好きなことに真っ直ぐ」というテーマを貫き、新菜と海夢が夢を叶えながら幸せを掴む姿は、多くの読者に勇気と感動を与えてくれました。まだ原作を読んでいない方は、ぜひ全15巻を手に取って、この素晴らしい物語を最初から最後まで堪能してください。着せ恋の世界は、あなたの心に確かな温かさを残してくれるはずです。
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